與五澤 憲一(よごさわ けんいち)
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ブログやウェブサイトを運営するからには、「アクセスを集められるようになりたい」と考えるのは当たり前のことですよね。
これさえできるようになれば、主婦やサラリーマンであっても、集客をしたりお金を稼いだりできます。
ただ、ほとんどの人はこれらを運営したことがありません。


また、ブログ運営について私に相談をしてくださるお客様は、必ずといっていいほどここでつまずいています。
結論から申し上げますと、ブログにアクセスを集める方法は「ユーザーに価値を与えるコンテンツ」を書くだけです。
しかし、これをはき違えてコンテンツの作成をしてしまっている方が非常に多いです。その結果、ユーザーが求めている答えと全く異なる情報を書いてしまいます。これが原因となり、アクセスが集まらないのです。
そこでこのページでは、莫大なアクセスを集めるコンテンツに「書くべき2つの内容」を徹底的に解説していきます。これを学ぶことで、「どのように記事を書けばよいのか?」を全て理解できるようになります。
これは私がブログの記事を作るときに実際に行っている手法であり、一つ一つのコンテンツで徹底して実践しています。
以下で紹介する手順を同じように行うだけで、全くの素人であっても必ず莫大なアクセスを集めるコンテンツを書けるようになります。
その結果、人気ブログへと成長していきます。
ぜひ、同じように書いてみてください。
1.ユーザーに価値を与えるコンテンツの4つの条件
記事の具体的な書き方を学ぶ前に、「ユーザーに価値を与えるコンテンツの4つの条件」を学んでおく必要があります。なぜなら、アクセスを集める「方法」だけ学んだとしても、本質を理解していなければ決して結果を出すことはできないからです。
つまり、「なぜ、以下で紹介する手法を行っているのか?」が分からなければ、ユーザーに価値を与えるコンテンツを作成することは不可能ということです。
どれだけ立派なビルを建てても基礎がなければ倒壊してしまうように、記事を書く上でこの考え方は最も重要であると考えてください。
これを完全に理解した上でコンテンツを作成すれば、以下のようにたった1記事だけでも大きなアクセスを集めることができます。
ユーザーに価値を与えるコンテンツを書いた場合

その一方で、適当にコンテンツを書くと、以下のようにアクセスの集まらない記事になってしまいます。
価値のないコンテンツを書いた場合

これらはどちらも同じ時期に書いた記事ですが、書き方が違うだけでアクセスにこれだけの差が現れます。同じ労力で結果が大きく変わるのであれば、本質をおさえてコンテンツを作成することの大切さを理解できるはずです。
なにごとも本質が重要であるため、必ずこれを覚えておくようにしましょう。ユーザーに価値を与えるコンテンツの4つの条件は、以下の通りです。
- 検索した人が抱える悩みを解決できること
- ユーザーの潜在的ニーズも完全に満たすことができること
- ユーザーはあなたの記事を読みたくないことを知ること
- 500%のクオリティを目指して書くこと
順を追って解説します。
1-1.検索した人が抱える悩みを解決できる
ここでいう「ユーザーに価値を与えるコンテンツ」とは、検索をする人が抱える悩みを解決する「答え」を分かりやすく解説している記事のことを指します。ユーザーが「知りたい」と思っていることに対して、コンテンツという形でその答えを提供するということです。
ここに、価値が生まれます。
たとえば、分かりやすいものでいうと「〇〇に行きたい」と考えてたとき、地図が出てくれば問題は解決します。
これが「痩せたい」と考えている人の場合、「ダイエットの方法」や「食事」について書くことで、ユーザーの悩みを解決します。
また、「綺麗になりたい」と思っているユーザーに対して価値のあるコンテンツは、「美肌を作る方法」や「シェイプアップ」がまさにこれです。
今の時代、分からないことや悩み事があれば、すぐに検索をします。
そのため、ユーザーが抱えている悩みを解決する答えを用意しておくことで、勝手に検索されるようになるのです。このようなコンテンツを増やしていくだけで、確実にアクセスは増えていきます。
あなたがやるべきことは、ユーザーに検索される記事を書くだけです。
1-2.そのユーザーの潜在的ニーズも完全に満たすことができる
記事を書くとき、表面的な答えを書くだけでは無意味です。「なぜ、そのキーワードで検索をしているのか?」ということを考えなければ、ユーザーが求めている情報とあなたが書いた答えにずれが生じてしまうからです。
たとえば、「ダイエット 方法」というキーワードで検索をする人に対してコンテンツを作成する場合、多くの方は「痩せる方法」だけを書いてしまいます。
しかし、実際に検索をする人は、以下のようなニーズを持っています。
- かわいい服を着れるようになりたい
- 大好きなあの人を振り向かせたい
- 健康的な体を手に入れたい
このような隠れたニーズを「潜在的(せんざいてき)ニーズ」と呼び、記事を書く際はこれを満たす必要があります。
潜在的ニーズとは、記事を読むことで、ユーザーが「解決したい」と考えている本来の悩みのことを指します。また、「実現したい」と思っている願望も同じです。
つまり、ユーザーは悩みを解決したり願望を実現したりするために検索をしているということです。そのため、コンテンツを作成する際は、潜在的ニーズを満たすような記事を書かなければいけません。
ただ、これはあくまでも潜在的な欲求であるため、「なぜ、そのキーワードで検索をしているのか?」を脳に汗をかいて考えなければ見えてきません。そこで、コンテンツを作成する際は「この情報があったら有益ではないか?」といったことを真剣に考えてください。
検索をする人は、潜在的ニーズを満たすような価値のあるコンテンツを求めています。これを提供するためには、ユーザーが心の奥底で「解決したい」と思っている「悩み」を解決する答えを記事にして書かなければいけません。
これができて初めて、ユーザーに「これが知りたかった!」と思ってもらえるようになります。そして、価値のあるコンテンツが完成すると考えてください。
1-3.ユーザーはあなたの記事を読みたくないことを知る
大前提として、「ユーザーはあなたの記事を読みたくない」ことを知ってください。
ただ、このようなことを言うと、「わざわざ検索をしてまでコンテンツを探しているのだから、読みたいに決まってるでしょ」ということをいう人が必ず出てきます。
しかし、このようなことを言う人は全く持って本質を理解していません。
なぜなら、ユーザーはコンテンツを見たいのではなく、コンテンツの中身を知りたいからです。もっと言えば、「その記事を読むことによって、訪れる未来を手に入れたい」と考えています。
つまり、ユーザーは潜在的ニーズを満たすために、コンテンツを読むという「手段」をとっているだけにすぎません。これは、ビジネスの本質です。
お客様が欲しがっているのは商品やサービスではなく、それを手にすることによって得られる利益(ベネフィット)です。ベネフィットを手に入れるために、商品やサービスを購入していることを理解してください。
たとえば、「痩せたい」と考えている人がダイエット器具やサプリメントを購入するのは、なぜでしょうか。これは商品が欲しいからお金を出すのではなく、それらを手に入れることによって訪れる未来、つまり「細くなりたい」という願望を満たすために購入しているのです。
これはコンテンツを作成する際も同じであり、ユーザーはあなたの記事を読みたくないことを理解してください。あくまでも、コンテンツの内容を見ることによって、悩みを解決したいだけなのです。
そのため、記事を書く際は「ユーザーにどのような価値を与えることができるのか」を常に考える必要があります。それを明確にして、コンテンツとして伝えることができれば、ユーザーから支持されるようになります。
もし、現時点で価値の本質を理解できていない場合、以下の記事を読んでおくことを強くお勧めします。あなたがやらなければいけないのは、「記事を書くこと」ではなく、「コンテンツという手段を使ってユーザーに価値を提供すること」の本質を理解できるようになります。
1-4.500%のクオリティを目指して書くこと
ウェブ上には数え切れないほどのコンテンツが存在していますが、その中で読まれている記事はごくわずかしかありません。
実際に、Googleに認識されている記事の中で、読まれているコンテンツは4%しかないといわれています。のこりの96%の記事は、誰の目にも触れることなく存在しているのです。

もし、あなたが本気で「アクセスを集めたい」と考えるのであれば、トップ4%の中に入るコンテンツを作成する必要があります。
そのためには、単にブログの記事を書いていてはだめです。同じように考えてコンテンツを作っている人は腐るほどいるため、その中に紛れてゴミ記事となってしまうからです。
このようなリスクを防ぐために、一つ一つのコンテンツに対して、500%のクオリティを目指して作ってください。要するに、100%をはるかにしのぐほどの圧倒的な記事を書くということです。
これができて初めて、トップ4%の記事の仲間入りを果たし、あなたのブログにアクセスが流れ込むようになります。
貴重な時間と労力をかけて記事を書く以上は、検索結果で1番上に表示されるようなコンテンツを作成しなければいけません。これを意識せずに記事を書いてしまうと、すべての時間と労力が無駄になってしまうからです。
努力を無駄にしないためにも、他を圧倒するクオリティのコンテンツを作成するようにしましょう。
2.価値のあるコンテンツに必要なユーザーニーズを把握する2つの方法
あなたの記事を読んでくれた人に対して、価値を与えるコンテンツの4つの条件を把握した後は、ユーザーニーズを把握する2つの方法を紹介します。
ユーザーニーズとは、検索する人が「解決したい」と考えている「悩み」の事を指します。先に解説した潜在的ニーズがまさにこれです。
たとえば、「コーラが飲みたい(キーワード)」という人は、「喉が渇いた(ユーザーニーズ:悩み)」から「コーラが飲みたい」と考えています。
コンテンツでも同じように、「解決したい悩み(ユーザーニーズ)」があるからこそ、キーワードを入力して検索をしています。人はこの悩みを解決するために行動をしているため、そこから逆算をして「どのようなユーザーニーズがあるのか?」を明確にするという事です。
コンテンツを作成する際は、ユーザーニーズを把握した上で記事を書くことが必須となります。これを行わなければ、ユーザーが求めている情報と、あなたがコンテンツとして提供する答えに大きなズレが発生してしまうからです。
これは、誰も求めていない情報を公開していることとイコールです。これでは、アクセスを集めることができません。
そこで、この項ではユーザーニーズを把握する2つの方法を紹介します。
- 上位表示を果たしたいキーワードを決定する
- ユーザーニーズの洗い出し
コンテンツを書く上で、この2つのステップは全て重要であると考えてください。どれか一つでもおろそかにしてしまうと、どれだけ頑張ってもアクセスを集めることはできません。
このようなことに陥らないために、以下で紹介する手順を一つ一つ丁寧に読み、同じように実践してください。
順を追って解説します。
2-1.上位表示したいキーワードを決定する
コンテンツを作成する前に、検索結果で上位に表示させたいキーワードを決めます。これを一番初めに決めなければ、書くべき内容が決まらないのはもちろんのこと、ユーザーに検索してもらうことすらできないからです。
そのため、記事を書く際は一番最初にキーワードを選定して、「この検索ワードを入力する人はどのような情報を求めているのか?」を考えることから始まります。
たとえば、「痩せたい人」に向けて記事を書きたい場合、「ダイエット 方法」というキーワードを一番最初に決定します。この検索ワードで調べる人は、「細くなりたい」と考えていることが予測できるからです。
そして、「ダイエット 方法」というキーワードで検索をするユーザーが必要としている情報を調べ上げます。最後に、その答えとなる記事を書いていくことで、ユーザーに価値を与えるコンテンツを作成できるようになるのです。
その他にも、「お庭の工事にいくらかかるのか知りたい」と考えている人を集めたい場合、「外構工事(お庭の工事) 見積り」というキーワードを選んで記事を書きます。
また、肌荒れで悩んでいて、効果的な治し方を探しているユーザーを集めたいのであれば、「ニキビ 治し方」などのキーワードを選定してコンテンツを作成すればよいです。
このことから分かる通り、検索キーワードはユーザーニーズそのものであるといえます。そのため、記事を書く前にキーワードを決めておくことで、ユーザーが求めている情報を把握した上でコンテンツを作成できるようになるのです。
もし、初めにキーワードの選定をしていなかった場合、自分の書きたいことだけを書いてしまう確立が高くなってしまいます。
その結果、ユーザーが求めているコンテンツとはかけ離れた、全くアクセスが集まらない「ひとりよがりの記事」が完成してしまうのです。
このようなリスクを防ぐためにも、必ず一番最初にキーワード選定からするようにしてください。
先に述べた通り、ユーザーは悩みを抱えていて、それを解決するために検索をして答え(コンテンツ)を探しています。このユーザーニーズにマッチするコンテンツを作成するためには、キーワードを決めて、「何を求めているのか?」を逆算しなければいけません。
この第1ステップは、記事を書いていく上で最も重要なポイントになるため、確実におさえておきましょう。
2-1-1.ユーザーがなぜ、そのキーワードを選んだのかを明確にする
キーワードの選定が完了した後は、「なぜ、ユーザーはそのキーワードで検索をしているのか?」を明確にします。調べごとをしている人がどのような悩みを抱え、何を知りたいのかが分からないままコンテンツを作成しても、ユーザーニーズとかけ離れた記事が出来上がってしまうからです。
そのため、キーワードに隠された「検索意図」を明らかにしなければ、書いた内容とユーザーが求めている情報に誤差が生じてしまいます。これでは誰も検索してくれません。ユーザーが選んだキーワードにはそれぞれ意味があるため、まずは検索意図(ニーズ)を明確にしてください。
これができるようになれば、検索してきてくれる人が求めている情報をドンピシャで届けることができるようになります。
なお、ユーザーニーズは一つ一つのキーワードで全て異なるため、必ず全て明確にしてください。
たとえば、「痩せたい」と考えているユーザーの中には「ダイエット 方法」というキーワードで検索をする人がいます。
その一方で、「ダイエット 食事」や「ダイエット 運動」といったように、異なる類似キーワードで調べる人もいます。そのため、「ダイエット 方法」というキーワードで記事を書いていく場合、「なぜ、この単語で検索をしたのか?」という検索意図を真剣に考えなければ価値のあるコンテンツを作ることはできません。
たとえば、「ダイエット 方法」で検索をした人の場合、「痩せる方法を知りたいが、どのような手法があるのか分からないから、まずは概要を把握したい」と考えているかもしれません。
一方、「ダイエット 食事」で検索する人の場合、食事制限で痩せることを考えていて、「どのようなレシピがあるのか知りたい」と思っているかもしれません。また、「ダイエット 運動」という検索ワードを使う人の場合、「体を動かすことで痩せる方法を知りたい」かも知れないのです。
このことから分かるように、似たようなキーワードであっても、ユーザーが求めている内容は全く異なります。だからこそ、コンテンツを作成する際は、それぞれのユーザーニーズ(検索意図)にマッチした記事を書かなければいけないのです。
このことを理解すると、「なぜ、そのキーワードで検索しているのか?」を考えることがどれだけ大切なことかを理解できるはずです。
これができるようになると、ユーザーが欲している情報をドンピシャで届けることができるようになります。
すると、「ためになった」と思ってもらえるようになり、同じような悩みを抱えている人から支持される人気記事になります。その結果、莫大なアクセスを集めることができるようになると考えてください。
2-1-2.キーワードに隠された顕在的ニーズと潜在的ニーズを理解する
キーワードに隠されたユーザーニーズを洗い出す際、「顕在的(けんざいてき)ニーズ」と「潜在的(せんざいてき)ニーズ」の両方を理解する必要があります。
- 顕在的ニーズ:ユーザーが欲している情報(悩みを解決する答え)のこと
- 潜在的ニーズ:その答えを知ることによって、解決したいと思っている悩みのこと
たとえば、「お客様を集める方法」というキーワードで検索する人の場合、顕在的ニーズは文字通り「集客方法を知りたい」ということは理解できるはずです。
一方、潜在的ニーズは「他人から紹介される仕事だけでは先行きが不安なため、自社で集客をして売上を安定させたい」という隠れた欲求があります。これが、ユーザーニーズです。
- 顕在的ニーズ:集客方法を知りたい
- 潜在的ニーズ:売上を大きくしたい
そのため、「集客の方法」について記事を作成するのであれば、お客様の集め方を書くだけでは不十分です。これに加えて、それがどのように売上に結び付き、結果として得られる利益がどの程度あるのかまで説明して初めて、ユーザーを満足させるコンテンツになるのです。
もう一例挙げてみましょう。
たとえば、あなたが今見ているこのページの顕在的ニーズは、「アクセスの集まる記事の書き方を知りたい」です。
一方、これに隠された潜在的ニーズは、「お金を稼ぎたい」となります。ブログを使ってお金を稼ぐためには、アクセスを集める必要があるから、このページを見てくれているのです。
もし、この理由がなければ、アクセスを集める必要がないため、誰一人としてこのブログを見てくれる人はいないでしょう。
- 顕在的ニーズ:アクセスを集める記事の書き方を知りたい
- 潜在的ニーズ:お金を稼ぎたい
つまり、ブログ記事を書くときは、顕在的ニーズだけではなく、むしろ潜在的ニーズ(内なる欲求)を満たしてあげることを意識しなければいけないということです。
ユーザーが知りたいのは、あくまでも悩みを解決するための「答え」であることを忘れてはいけません。だからこそ、ユーザーはコンテンツを読むという「手段」をとっているのです。「ユーザーがあなたの記事を読みたくない」という本質はここにあります。
そのため、コンテンツを作成する際は、この2つのニーズの両方を満たす記事を書いてください。
2-2.潜在的ニーズを洗い出す3つの方法
単に「ユーザーニーズを満たす記事を書きましょう」といっても、「具体的な方法が分からない」という方は多いです。
そこで、ここではユーザーニーズを把握する3つの方法を紹介します。
ちなみに、「このような潜在的ニーズがあるのでは?」という机上の空論では、読者が求めているものと大きなズレが発生してしまう可能性があります。
このようなリスクを防ぐために、以下では確実にユーザーニーズを把握する具体的手法を紹介します。以下の通りです。
- 検索結果からユーザーが抱える深層心理を理解する
- キーワードリサーチをする
- ペルソナを作成する
面倒ではありますが、これらを一つ一つ丁寧に行うことで、確実にユーザーから支持される価値のあるコンテンツを作れるようになります。
一つずつ解説していきます。
2-2-1.検索結果からユーザーが抱える深層心理を理解する(コンテンツリサーチ)
最もわかりやすい方法として、これから記事を書いていくキーワードでどのようなコンテンツがあるのかを調べます。これには、大きく分けて以下の3つの方法があります。
- 実際にキーワードを入力して検索してみる
- Yahoo!知恵袋や教えてgooなどを見る
- FacebookやTwitterなどのSNSを見る
それぞれで、上位に表示されるサイトやユーザーから支持されている記事を確認しながら、ユーザーのニーズを探っていきましょう。
具体的には、「どのような内容が書いてあるのか?」ということにフォーカスします。すると、検索結果で上位表示されているウェブサイトを見ていると、同じような内容が書いてあることに気づきます。
つまり、検索結果に出ている内容こそがユーザーが求めている内容ということです。そのため、それを参考にして記事で書くべき内容の構成を考えるようにします。すると、上位表示されやすくなります。
なぜなら、現在の検索エンジンの仕組みは、キーワードに対して「検索意図」がマッチしているコンテンツしか、上位に表示されないようになっているからです。そうでなければ、検索したところで求めている情報を見つけづらくなってしまいます。
実際に、Googleの企業情報の中にある「Googleがユーザーのためにしていること」の一文を見れば理解が深まります。
「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返すエンジンである。」
検索エンジンを作っているGoogleは、この精度を上げるために検索エンジンの仕組みを日々改善し続けています。そのため、ユーザーニーズ(検索意図)を満たすコンテンツを作ることさえできれば、上位表示することは必然であることを理解できるはずです。
つまり、潜在ニーズを満たす内容を記事にまとめれば、ユーザーから感謝されつつも、検索上位に表示されるのです。
逆を言えば、検索意図を考慮せずにコンテンツを作成してしまうと、ユーザーニーズと遠くかけ離れたゴミ記事が完成してしまいます。その結果、一切アクセスを集めることができなくなってしまうため、確実に実践するようにしましょう。
2-2-2.キーワードリサーチをする2つの方法
次に、無料のキーワード検索ツールを使って、ユーザーが求めている情報を把握する方法を紹介します。これらは「サジェスト(提案)ツール」といい、キーワードを入力するだけで簡単にユーザーニーズを把握することができます。
ちなみに「サジェスト」とは、提案のことを指します。
たとえば、検索エンジンを使って調べ事をする際、キーワードを入れると、以下のように自動的に関連する単語が表示されたことを見たことがあるはずです。

これは、「あなたが知りたいのは、こういうキーワードではありませんか?」といったことや「多くの人はこういう検索ワードを使ってますよ」ということを提案してくれているのです。これが、サジェストです。
このことから、サジェストはユーザーが欲している情報であると言えます。この仕組みは、私たちが普段から検索しているキーワードの統計から、導き出されているものだからです。
そのため、サジェストツールを使うことによって、机上の空論ではなく、ユーザーが抱える悩みを可視化することができるのです。
弊社では、以下の2つのサジェストツールを使用しています。
- Googleキーワードプランナー
- Googleサジェスト一括ダウンロード
順を追って解説していきます。
Googleキーワードプランナー
「Googleキーワードプランナー」とは、Googleが提供している無料のサジェストツールです。Googleのアカウントさえ持っていれば、誰でも使うことができます。
このツールを使えば、複数のキーワードを合わせた複合ワードはもちろんのこと、一つ一つの検索ワードの月間平均検索ボリュームを確認することもできます。
月間平均検索ボリュームとは、1ヶ月の間に「何回検索されたのか」という数字のことです。あくまでもおおよそではありますが、Googleキーワードプランナーを使用することで、キーワードに需要があるかどうかを確認できます。
たとえば、「住宅ローン 借り換え」というキーワードを入力すると、以下のように検索ボリュームの数字とグラフを確認することができます。

上記図では確認しづらいですが、複合キーワードの候補が以下のように表示されています。
- 住宅ローン 借り換え 比較
- 住宅ローン 借り換え 費用
- 住宅ローン 借り換え 相談
画像は途中で切れていますが、この下にもずらっと複合キーワードの候補が並んでいます。
この結果を見ながら、「キーワードに対して、ユーザーがどのようなことを知りたいのか?」といったニーズを把握していきます。
簡単な見方としては、月間検索ボリュームが多いほど需要があり、それについて知りたい人が多いということです。これさえ分かれば、後はそれに関することをまとめて、一つのコンテンツを作るだけです。
これにより、入力したキーワードに対するユーザーニーズを、机上の空論ではなく実際のデータから確認することができます。
ただ、Googleキーワードプランナーは複合キーワードは確認できるといっても、提案力は不十分です。そこで、弊社では以下のサジェストツールを活用して、より具体的な複合ワードを調べています。
Googleサジェスト一括ダウンロード
Googleサジェスト一括ダウンロードとは、「グーグルサジェスト一括ダウンロードのページ」にアクセスして、窓口に検索したいキーワードを入力することによって使用できるサジェストツールのことです。
サジェストツールの中で、複合キーワードを調べるにはこれが最も適しています。
たとえば、「住宅ローン 借り換え」というキーワードでサジェストをかけてみると、以下のような結果が出ます。

見て分かる通り、一つのキーワードに対して、多くの複合キーワードがあることが分かります。これらをもとに、ユーザーニーズを拾い出せば、あなたのブログに訪れた人に「これが知りたかった!」と思ってもらえるような価値のあるコンテンツを作れるようになります。
応用として、ここで得たキーワードを先ほど紹介したGoogleキーワードプランナーに入れることで、どれだけの需要があるのかも調べることができるので便利です。
2-2-3.ペルソナを作成する際の4つのステップ
最後に、ペルソナを作ってユーザーニーズを洗い出します。
ペルソナとは、企業が提供する商品やサービスを使ってくれるであろう「ユーザーのモデル」のことを指します。ブログ記事を作成する場合のペルソナは、検索をしてくれるであろう人のことをペルソナとして設定します。
本来であれば、先に決めたキーワードで検索するユーザーに直接聞くことができれば、どのような悩みがあるのかを把握できます。
しかし、その人のことを知らなければ不可能であるため、ペルソナを作成してその人の悩みを洗い出すのです。
たとえば、性別や年齢、職業、学歴、住所などを決めて、一人の人間まで絞ります。そして、コンテンツを作成するために設定したキーワードを、その人が検索するときに、「どのような感情があり、何を求めているのか?」という潜在的ニーズを徹底的に洗い出すのです。
これを行うことで、ユーザー本人よりもその人が求めている情報を把握できるようになります。
その結果をもとに記事を書いていけば、ユーザーの潜在的ニーズを満たす価値のあるコンテンツを書き上げることができるのです。
私が記事を書くためにペルソナを作成する際は、以下の4つのことに注意して人物像を作り上げます。
- ペルソナを作る理由と注意点
- ペルソナに向けて記事を書いてはいけない理由
- ペルソナの作り方と例
- ペルソナからユーザーが抱える悩みをくみ取る
あなたもこれと同じようにペルソナを作ることで、検索をしてきてくれたユーザーに「これが知りたかった!」と思ってもらえるようなコンテンツを書けるようになります。
一つずつ確認していき、同じように実践してください。
1.ペルソナを作る理由と注意点
大前提として、ペルソナ(一人の人物)に向けてコンテンツを作成するわけではないことを覚えておきましょう。
記事はペルソナのために作成するのではなく、あくまでも「ユーザーが何を求めているのか?」を知るためにすぎないからです。
2.ペルソナに向けて記事を書いてはいけない理由
なぜ、ペルソナに向けてコンテンツを作成しないのかというと、全く同じキーワードで検索する人がいたとしても、一人一人の思っていることや悩みの根源は異なるからです。
つまり、同じような悩みを持っている人が複数いたとしても、それぞれ知りたい情報は違うということです。
たとえば、「住宅ローン 借り換え」という一つのキーワードで考えてみましょう。
このとき、「aさん」「bさん」「cさん」がいた場合、一人一人検索する意図が違う可能性があるということです。
たとえば、「家族が多くなり、支出が多くなったから金利が安いところに変えたい」と思っている人もいれば、「年をとってきたと同時に、病気のリスクも大きくなってきたから手厚い保証のある金融機関にしたい」と考えているかもしれません。
そのため、どちらか一方に偏ってしまうと、同じキーワードで検索をする他のユーザーを満足させることができなくなってしまうのです。
このようなリスクを防ぐために、コンテンツを作成するためのペルソナは、ユーザーが抱える悩みを深堀するためだけに使用しなければいけません。あくまでも、心の奥底にある潜在的ニーズを把握するためのものであると考えてください。

3.ペルソナの作り方と例
ペルソナを作る際は、抽象的ではなく、より具体的に一人の人物像が浮かび上がるように作成します。
そのため、「30代女性」「40代サラリーマン」といったような決め方ではだめです。「どのような悩みを抱えているのか?」を考えたときに、細かいところまで推測しづらいからです。
まずは一人の人間に絞るために、デモグラフィックを作成します。デモグラフィックとは、ユーザーの性別や年齢、職業、所得、世帯、学歴、住所などのその人が持つデータのことを指します。
たとえば、「住宅ローン 借り換え」というキーワードで検索する人のペルソナを作る場合、以下のように設定します。
- デモグラフィック
性別 | 女性 |
年齢 | 30代後半 |
職業 | 専業主婦 |
所得 | 夫の年収600万円 |
世帯 | 夫 子1人(5歳) |
学歴 | 不問 |
住所 | 不問 |
次に、このデモグラフィックに対するペルソナを作成していきます。たとえば、以下のように作ると良いです。
このとき、世間では、マイナス金利という言葉が毎日のように飛び交うようになり、なんでも「知りたい」と考える私はこれについて詳しく調べた。
すると、住宅ローンの金利が史上最低金利である今は、新規借り入れだけではなく、住宅ローンの借り換えにも最適であることを知った。
ただ、10年しか返済していない今、元利均等方式で返しているため、住宅ローンの元金は大きく残っている。そのため、低金利だからという理由だけで買い替えをしたいとは思わない。
しかしながら、借り換えをすることで大きくメリットがある場合、今すぐにでも借り換えたい。金利で損をしたくないからだ。
このとき、借り換えをした後に、どれだけのお金を得するのかを知ったうえで、借り換えをしたい。それほど得をしないのであれば、それに費やす時間と手数料の方が無駄であると考えているからだ。
そこで、「住宅ローンの借り換えについて詳しく知りたい」と考えて、「住宅ローン 借り換え」というキーワードで検索して、当サイトへたどり着いた。
このように、ペルソナを作成するだけで、ユーザーが何を考え、何を必要としているのかが明確になります。
そして、ここで考えられる潜在ニーズを洗い出し、それをまとめるだけで、ユーザーが必要としている情報をまとめた有益な記事を書くことができるようになるのです。
4.ペルソナからユーザーが抱える悩みをくみ取る
先ほどのように、実際にペルソナを作成してみると、その前までには分からなかったことが見えてくるようになります。
たとえば、先にあげたペルソナの例だけでも、以下のような潜在的ニーズが明らかになりました。
- 低金利だからという理由だけでは、借り換えをしたいとは思っていない
- 借り換えをすることで、大きなメリットがあれば借り換えたい
- 借り換えたときに、どれだけのお金を得するのか知りたい
このように、簡単にペルソナを作成しただけでも、キーワードからこれだけのユーザーニーズを把握することができます。
より満足度の高いコンテンツを作成するためにも、必ずペルソナを作成してください。そして、ユーザーが心の奥底で求めている情報をコンテンツに詰め込むようにしましょう。
まとめ
ブログ記事にアクセスを集めるということは、ユーザーに検索してもらうこととイコールです。ここには小手先のテクニックは一切必要なく、「ユーザーが求めている答え」をコンテンツとして提供するだけです。
そのためにも、このページで紹介したブログ記事に書くべき2つの内容を確実に習得してください。
- ユーザーに価値を与える記事の本質を理解する
- ユーザーニーズを明確にした上で記事を書く
このたった2つの事を意識してコンテンツを作成するだけで、ユーザーに支持される有益な記事を書けるようになります。その結果、勝手に検索されるようになり、莫大なアクセスが集まる人気ブログへと成長していくのです。
ユーザーに検索されるようなコンテンツを作成するためにも、是非、このページで紹介した内容を参考にしてください。
>>次のページでは、ブログ記事の具体的な書き方について解説しています