與五澤 憲一(よごさわ けんいち)
最新記事 by 與五澤 憲一(よごさわ けんいち) (全て見る)
- イノバース ブロガー養成講座 受講生の声 - 2019年10月28日
- 視聴者維持率の伸ばし方|YouTubeの再生数と広告収入を稼ぐ方法とコツ - 2019年9月25日
- YouTubeに今参入しないと手遅れになってしまう理由:時代の波の乗ろう - 2019年9月24日
ウェブサイトやブログに記事(コンテンツ)を書く以上、アクセスをたくさん集めて、集客をしたりお金を稼いだりしたいですよね。
ただ、「コンテンツを作成するといっても、具体的な方法が分からない」という悩みを抱えているのではないでしょうか。
また、いたるところで「アクセスを集めるためには、ユーザーに価値のある有益な記事が必要だ」と目にするけれど、そもそも価値のあるコンテンツそのものの意味が分からないという方も多いです。
そのためか、「とにかく記事を書きまくればアクセスは来るはず!」と思い、がむしゃらに取り組む人はたくさんいます。
しかしながら、適当にコンテンツを作成し続けたとしても、アクセスが集まることはありません。なぜなら、記事を読むのは人(ユーザー)であり、そのユーザーが必要としている情報(記事)でなければ誰一人として興味がないからです。
結論から申し上げますと、ウェブサイトやブログにアクセスを集める方法は、たった一つしかありません。
それは、悩みを抱えているユーザーに対して、それを解決する「答え」を記事(コンテンツ)として提供するだけです。それが知りたいから、検索をしてアクセスが集まることを理解してください。
ここに、小手先のテクニックは必要ありません。
このページでは、ユーザーの悩みを解決する記事を作成する方法を、8つのステップに分けて初心者でも理解できるように解説していきます。
これらは、どれか一つでもかければアクセスを集めることはできないため、面倒くさがらずに全て実践してください。
同じようにコンテンツを作ることができれば、必ず莫大なアクセスを集められるようになることをお約束します。

ユーザーニーズを満たす記事を作成するための8つのステップ
冒頭で述べた通り、ユーザーが抱える悩みを解決する答えとなる記事(コンテンツ)を書けば、簡単にアクセスを集めることができます。
ここでいう「答え」とは、ユーザーニーズのことであり、解決策となる情報そのもののことを指します。検索をする人は、この答えを知りたいという欲求があるため、それをコンテンツとして提供することだけを考えてください。
たとえば、「痩せたい」という悩みを持っているユーザーの場合、「ダイエットに関する情報」が答えとなります。
そこに細くなるための方法が記されていれば、ユーザーが勝手に検索をして、あなたが書いたコンテンツを見つけ出し、読んでくれるようになります。これが、アクセスです。
このことを理解すると、ユーザーにとって有益な記事を書くだけで、なぜ、アクセスを集めることができるのかを理解できるはずです。
ただし、記事を書く際は徹底的に「ユーザーが必要としている情報」を惜しみなく全公開する必要があります。これを忘れてしまうと、どれだけ頑張っても一向に成果が出ないため、骨折り損のくたびれ儲けになってしまうからです。
このようなリスクを防ぐために、以下の8つのステップを踏むことで、確実にユーザーニーズを満たすコンテンツを作成できるようになります。
- 初心者のためのライティングテンプレートの確認
- ユーザーが求めているニーズの優先順位の決定
- キーワードを含めた仮のタイトルを決める
- 見出しとなるアウトラインの作成をする
- 本文へと繋がる書き出し、結びの作成をする
- 本文を執筆する
- 本タイトルの決定
- 文章を何度も練り直す:徹底的に推敲を行う
一つずつ、順を追って解説していきます。
1.初心者のためのライティングテンプレートの確認
まず、記事を書いていく前に、コンテンツの基本となる型(テンプレート)を確認しておきましょう。
以下の図のように書くことを意識するだけで、たとえ初心者であっても、読みやすくユーザーから支持される記事を書くことができるようになります。構成としては、以下のようになります。
- 記事タイトル
- 書き出し
- 本文

これら3つのパートは、それぞれしっかりとした役割があるため、これから紹介することを学び、意識して実践するようにしてください。
これを確実に行うことで、読みやすくなるだけでなく、ユーザーの理解度が圧倒的に深まります。その結果、「ためになった」と思ってもらえるようになり、勝手にアクセスが集まるようになります。
2.ユーザーが求めているニーズの優先順位の決定
ライティングテンプレートを確認していただけたところで、早速コンテンツ作りを始めましょう。
一番最初に行うべきことは、ユーザーが求めているニーズの優先順位の決定です。具体的には、「あるキーワードで検索をしてきてくれた人が、まずはどのような情報を知りたいのか?」を明確にして、伝える順番を決めるということです。
たとえば、「ダイエット 食事」というキーワードの場合、食べるタイミングや栄養価は優先順位が低いため、後で述べたほうが賢明です。
それよりも、効果的なレシピや食材などの情報を先に解説する必要があります。ユーザーが知りたいことを後回しにした瞬間に、そのページからいなくなってしまうからです。
たとえば、目的地の場所を検索したときに、コンテンツの最後に地図や所在地が書いてあった場合、そこまでたどり着く前に離脱するはずです。むしろ、一番上にこの情報がなければ、一瞬で戻るボタンを押してしまうことでしょう。
悩みを解決するためとはいえ、貴重な時間を使ってまで検索していることを忘れてはいけません。ユーザーは「1秒でも早く答えとなる情報を手に入れたい」と考えているため、この優先順位は絶対に間違えてはいけないのです。
良質なコンテンツを作成するコツとしては、「結論を先に言う」ということが最も重要であるため、ここで学んでおきましょう。
この順番を間違えてしまうと、「ここには知りたい情報がないな」と思われてしまい、ユーザーが離脱する原因になります。これを防ぐためにも、キーワードから想定できるユーザーニーズの優先順位が高いものから解説するようにしましょう。
3.キーワードを含めた仮のタイトルを決める
ユーザーに伝えるべきニーズの優先順位が決まった後は、それをもとに仮タイトルを設定していきます。
ただし、これはあくまでも「仮」のタイトルであるため、そこまで難しく考える必要はありません。ポイントとしては、以下の2つを意識するだけです。
- ユーザーに検索してもらいたいキーワードを含める
- ベネフィットを明確にして入れる
タイトルをつける上で最も大切なこととして、「ユーザーに検索してもらいたいキーワードを含める」というものがあります。これを行わなければ、どれだけ頑張ってコンテンツを作成したとしても、検索されることはないからです。
つまり、アクセスが集まらないということです。
このようなことに陥らないために、仮タイトルをつける段階でキーワードを含んでおくようにしましょう。
キーワードを含んだ仮タイトルが決まった後は、そのワードに対する「ベネフィットを明確にして入れる」必要があります。ベネフィットとは、得られる利益のことです。
これがコンテンツの場合、「記事を読むことで、どのようなことが分かるのか」といったことになります。さらに分かりやすく説明すると、ユーザーがあなたの書いた記事を見たときに、「どのような内容を知ることができるのか」といった結果(ベネフィット)を明確にするということです。
これをタイトルに含めることで、コンテンツを読む前であっても、一目でベネフィット(どのような利益があるのか)を認識できるようになります。
たとえば、以下のようになります。
(例)「外構工事 費用 相場」の場合
外構工事の費用や相場:予算を明確にするたった一つの方法
この例のタイトルでは、記事を読むことで、費用や相場について知れるだけではなく、「予算を明確にできる」というベネフィットを伝えています。こうすることで、ユーザーはコンテンツの内容を見る前から「どのような情報を知ることができるのか」が一目瞭然になります。
そのため、狙いたいキーワードを確実にタイトルに含み、それでいてコンテンツの内容が分かるようにしましょう。
4.見出しとなるアウトラインの作成をする
仮タイトルが決まったあとは、コンテンツのアウトラインを作っていきましょう。アウトラインとは、目次のことであり、記事のあらすじとなります。
たとえば、あなたが今見ているこのページのアウトラインは、以下の通りです。
∟1.初心者のためのライティングテンプレートの確認
∟2.ユーザーが求めているニーズの優先順位の決定
∟3.キーワードを含めた仮のタイトルを決める
∟4.見出しとなるアウトラインの作成をする
∟5.本文へと繋がる書き出し、結びの作成をする
∟5−1.書き出しの作り方
∟6.本文を執筆する
∟7.本タイトルの決定
∟8.徹底的にコンテンツの出来栄えをチェックする
∟8-1.誤字脱字はないか
∟8-2.タイトルにキーワードが入っているか
∟8-3.中学生であっても、理解できる文章になっているか
∟8-4.魅力的な書き出しになっているか
∟8-5.検索するユーザーの立場に立ったとき、あなた自身も読みたいと思えるか
∟8-6.セールスやアピールの要素を完全に排除しているか
∟8-7.コンテンツを読むだけで、実行できるほどの記事に仕上がっているか
∟8-8.ユーザーが抱える潜在的ニーズを満たしているか
∟8-9.音読しても違和感がないかを確かめる
∟8-10.競合サイトよりも圧倒的に質の高いコンテンツになっているか
まとめ
ここで作成したアウトラインは、コンテンツの見出しとなる部分になると考えてください。

いきなり本文を書くのではなく、アウトラインを作成してからコンテンツを作っていきます。これを先に決めておくことで、ユーザーに伝えたい内容がぶれたり、途中で何を書けばよいのかわからなくなったりすることがなくなるからです。
「段取り八分」という言葉があるように、記事を書いて行く前のアウトラインを徹底的に作り込むことで、コンテンツのクオリティーの8割が決まるといっても過言ではありません。
そのため、記事を作って行く際は、必ずアウトラインを先に作成してから本文の執筆に移るようにしましょう。理解度を深めるために、以下に具体例を記します。
逆を言えば、アウトラインを見てなんのことが書いてあるのかわからないコンテンツは誰も見てくれません。
ユーザーニーズの優先順位が高い順に書いて行くパターン
まずは、キーワードに対するユーザーニーズの優先順位の高い順にアウトラインを作成する方法を紹介します。
分かりやすくいうと、まずは検索をしてきてくれる人が知りたいことを先に伝えます。そして、残りの伝えたいことを順番に小出しにしていき、ユーザーが抱える問題を解決していくパターンです。
たとえば、「ダイエット 運動 種類」というキーワードで検索をする人の場合、知りたいであろう情報の優先順位を以下のように決めます。
- 運動以外にも効率よく痩せる方法はあるのか
- どのような運動方法が効果的なのか
- 運動するタイミングはいつがよいのか
このように、先に優先順位をつけ終わってから、実際にアウトラインを作成していきます。今回の場合、たとえば以下のようなアウトラインを作成することができます。
- キーワード:ダイエット 運動 種類
1.運動と食事制限ではどちらが効率が良いのか
2.おすすめの運動3選
∟2−1.スクワット
∟2−2.腹筋
∟2−3.腕立て伏せ
3.最大の効果が期待できる運動のタイミング
4.運動をする際の注意点
まとめ
このように、先に優先順位を決めておくだけで、簡単にアウトラインを作成できます。
優先順位を決める際のポイントは、「そのキーワードで検索する人が、何を一番最初に知りたいか?」を考えます。これを先に提示することで、続きを読んでもらえる可能性が高くなるからです。
分かりやすい例でいれば、「〇〇とは」といった検索ワードのときは、優先順位を意識したアウトラインが有効です。先に答えを伝えることで、離脱することなく、最後まで読み進めてもらえる確率が高くなります。
もし、「〇〇とは」というキーワードで検索して訪れたページの最後にその答えが書いてあった場合、間違いなくそこにたどり着く前に戻るボタンを押すはずです。これでは、どれだけ頑張ってコンテンツを作成したとしても、アクセスを集めることはできません。
ブログやウェブサイトの運営では、ユーザーに最後まで記事を読んでもらえなければ、ユーザーに支持されるのは不可能です。そのため、優先順位を意識したアウトラインの作成方法を確実に覚えておきましょう。
目次さえ出来上がってしまえば、あとは、見出しに本文を付け加えて行くだけです。
ユーザーが求めている情報をステップで書いて行くパターン
次に紹介するアウトラインの作成方法は、ユーザーが求めている情報をステップで書いて行くパターンです。具体的には、「〇〇をする方法」や「△△の手順」などのコンテンツを作成するときにこれを使うと良いです。
たとえば、「すまい給付金 受け取る方法」というキーワードを意識した記事を書く場合、まずは「すまい給付金とはどのような制度なのか」を記載します。そして、「それをどのようにして受け取るのか」を誰でも実践できるようなステップにして細かく伝えていきます。
実際のアウトラインは以下の通りです。
- キーワード:すまい給付金 受け取る方法
1.すまい給付金とは
∟1-1.すまい給付金の対象者
∟1-2.給付対象となる住宅の要件
∟1-3.給付要件
∟1-4.すまい給付金の申請について
∟1-5. 実際に入居してからでなければもらえない
2.申請方法と受領方法
∟2-1. 窓口への申請と郵送での申請がある
∟2-1-1. 窓口へ申請する場合
∟2-1-2.郵送で申請する場合
∟2-1-3.郵送で申請する場合、代理受領ができない
∟2-1-4.代理受領とは
3.必要な書類について
∟3-1.給付申請書をダウンロード
∟3-2.確認書類および入手方法について(新築住宅・住宅ローンを利用した場合)
∟3-2-1.一、住民票(原本)
∟3-2-2.二、不動産登記における建物の登記事項証明書・謄本(原本)
∟3-2-3.三、個人住民税の課税証明書(原本)
∟3-2-4.四、工事請負契約書、または不動産売買契約書(コピー)
∟3-2-5.五、住宅ローンの金銭消費貸借契約書(コピー)
∟3-2-6.六、振込先口座が確認できる書類(コピー)
∟3-2-7.七、検査実施が確認できる書類(①~③のいずれか)
まとめ
この場合、「すまい給付金とはどのような制度なのか」を述べて、ユーザーの知識レベルを一定に引き上げています。
そして、そのあとに「それをもらうにはどうしたらいいのか?」を具体的手順にして一つずつ丁寧に記し、最後に必要な書類を書いてまとめました。
このように書くことで、すまい給付金について全く知らない人であっても、概要から具体的手順までを学べる構成になります。
このようなアウトラインを作成してまとめることで、「なるほど、この手順でやればすまい給付金が手に入るのか!」と思ってもらえるようになります。これが「ユーザーから感謝(支持)されるコンテンツ」であり、結果として莫大なアクセスを集める記事の骨組みとなります。
リストを網羅するパターン
最後に、一つのキーワードに関する全ての答えを挙げることがユーザーの役に立つ場合、箇条書きのようなアウトラインに仕上げて網羅性を高めます。
たとえば、「今すぐできるブログのSEO効果を最大化させる22の対策」というタイトルを設定した場合、以下のようになります。
- キーワード:ブログ SEO 対策
SEOの効果を最大化するサイトの構造にする9つのポイント
∟1.サイトを解説したことをGoogleへ報告をする
∟2.サイトマップを用意する
∟3.パンくずリストを設置する
∟4.分かりやすいURL(パーマリンク)を設定する
∟5.一目で分かるグローバルメニューを設定する
∟6.スマートフォンに対応しているか
∟7.外部リンクについて
∟8.404 エラーの際に表示するページを用意する
∟9.できるだけ広告は貼らない
コンテンツを作成する際に気を付けるべき11項目
∟10.文字数やコンテンツの数は関係ない
∟11.カテゴリーは適切か
∟12.1コンテンツ1キーワードで書いているか
∟13.写真や図、表を入れているか
∟14.信ぴょう性はあるか
∟15.コピペは論外
∟16.タイトルは28文字以内
∟17.見出しタグを適切に使っているか
∟18.アンカーテキストは適切に設定されているか
∟19.画像ファイルは最適化されているか
∟20.推敲を行う
コンテンツを公開する前に確認すべき2つのポイント
∟21.タイトルは適切か
∟22.メタディスクリプションの設定はできているか
まとめ
このような構成にすることで、ユーザーにとって与えられる価値が明確になります。これは単純に、キーワードに対して、リストを複数挙げて網羅していくだけです。
もちろん書くのは大変ですが、完成すればユーザーに大きな価値を与えるコンテンツになります。そして、半永久的にアクセスを集め続けてくれるようになるのです。ちなみに、実際のこの記事は、以下になります。
コンテンツを作成する前に、このようなアウトライン(目次の構成案)を決めておくことで、何を書けばよいのかをまとめることができます。もし、この段階で書き足したほうがよいことがあれば、適切な場所へ挿入します。
後は、これら見出しに対する本文を穴埋めのように書いていくだけなので、初めから最後まで、ぶれずにコンテンツを完成させることができるのです。
これが、アウトラインの作成でコンテンツの質が8割決まる理由です。
5.本文へと繋がる書き出し、結びの作成をする
コンテンツの「もくじ」となるアウトラインの作成が終わった後は、いよいよ記事の執筆にとりかかります。
ただし、いきなり本文を書き始めてはいけません。本題へと繋がる「書き出し」を作らなければ、コンテンツの内容を読み進めてもらいづらいからです。
実は、ユーザーはインターネット上にある記事(コンテンツ)に対して、以下のような考えを持っています。
- 読みたくない
- 信頼していない
なぜ、このような考えを持っているのかというと、ウェブ上の情報は無料で観覧できる上に、何を根拠に言っているのかが不鮮明だからです。
お金を出して観覧する書籍や新聞などとは異なり、インターネット上にあるコンテンツは「たまたま開いただけ」というケースが大半です。その上、無料で見ることができるため、ユーザーはじっくり読むようなことをせずに、ほとんどの記事を流し読みしていて、その中で興味があったものを熟読します。
このとき、検索をしている人であっても、「求めている情報があるかどうか」を無意識に判断しています。
パッと見だけで、「読み進めるか」あるいは「戻るボタンを押すのか」を一瞬で決断するため、本文を読み進めてもらうための仕組みが重要です。
せっかくアクセスしてもらえたにもかかわらず、頑張って書いたコンテンツの本文を読まれなければ全くの無意味です。これを理解してコンテンツを作成しなければ、誰にも読まれないゴミ記事が完成してしまいます。
このようなリスクを防ぐためにも、この機会に本文への導入文となる書き出しをマスターしてください。
5−1.書き出しの作り方
まず、書き出しの役割について解説していきます。
前述の通り、ここは本文への導入文となる役割を持っている場所です。そのため、ユーザーに「共感」してもらい、続きを読んでもらうための工夫が必要になります

この書き出しの書き方次第で、検索してきてくれた人が「読む」、あるいは「読まない」のかが決まります。そのため、導入文ではユーザーにいかにストレスなく「読みたい」と思ってもらえるかが重要です。
理論だけではわかりづらいため、まずは具体例を見ながら説明させていただきます。以下、「ダイエット サプリメント」というキーワードでコンテンツを作成する際の書き出しを確認してください。
ただ、普段の生活の中でサプリメントを飲む習慣がないため、毎日続けるとなると面倒な上に、金銭面も気になるところです。
しかし、食事制限によるダイエットを行う際、モデルやアスリートの大半が毎日欠かさずにサプリメントを飲んでいます。栄養が偏ってしまうと、体調を崩してしまったり、肌荒れの原因になったりしてしまうからです。
そのため、できればダイエットを行う際はサプリメントを飲むことをお勧めします。
その点、サプリメントは普通の食事よりも効率良く栄養を摂取できるため、モデルやアスリートの人の大半は使用していると言っても過言ではありません。
このページでは、食事制限によるダイエットにおけるサプリメントを活用することのメリットデメリットを公開していきます。
これが、本文へと繋がる書き出しです。この後に、先ほど紹介したアウトラインの見出しが次々に出てきて、詳しい話に入っていきます。
実は、それを読ませるために、この導入文には以下のような要素が詰まっています。
- 一行目の書き出しでユーザーとのマッチングの制度を高める:ユーザーの脳とリンクする
- サプリメントの定義:ユーザーとの知識レベルを一定にする
- ユーザーの感情に共感する:面倒な上に金銭面もきになりますよね
- ニュース要素を盛り込む:実はモデルやアスリートは皆使っている
- 結論を述べる:できれば飲んだほうが良い
- 具体的な根拠を示す:食事よりも効率良く栄養を摂取できるから
- 重要であることを言い換えて伝える:モデルやアスリートの大半は使用している
いかがでしょうか。短い書き出しの中に、これだけ多くの要素を含んでいるのです。もちろん、本文への導入文は書いていくキーワードによって書き方は異なります。
ただし、基準値として、書き出しを作成する際に以下のことを意識するだけで、アクセスしてきてくれたユーザーに本文を読んでもらえる確率が飛躍するのは間違いありません。
- 書き出し一行目でユーザーとリンク(共感)する文章を書く
- 検索してきてくれた人の感情に触れる
- ベネフィット(記事を読むことで得られる利益)を明確にして伝える
- そのページで述べていることの結果を約束する
たったこれだけのことを意識するだけで、本文へと読み進めてもらえる書き出しを書くことができるようになります。これは何度も書いていれば必ず習得できるため、コンテンツの作成と見直しを繰り返して軌道修正していきましょう。
6.本文を執筆する
仮タイトルやアウトライン、そして書き出しまで完成した後は、本文を書いていくだけです。現段階の記事の出来上がり具合を可視化すると、以下のようなイメージになります。

上記図を見て分かる通り、アウトライン一つ一つを見出しにして、本文を構成すればコンテンツが出来上がります。
このとき、誰が見ても理解しやすく、さらには分かりやすい記事を書くために、必ず結論から述べてください。ここでいう「結論」とは、あなた自身が伝えたいことではなく、見出しに対する答えのことを指します。
たとえば、見出しが「〇〇とは」である場合、先に「〇〇とは、△△のことです」といったように結論から書くということです。

たとえば、「売上とは」という見出しがある場合、回りくどい話を一切せずに、「売上とは、客単価 × 客数 × 成約率のことです」といったように、結論から先に述べます。
こうすることで、答えとなる情報を求めているユーザーに「なるほど、そういうことか」と思ってもらえるようになります。すると、「さらに詳しく知りたい」という感情が芽生えるため、残りの本文もストレスなく読み進めてくれるようになるのです。
また、結論を述べた後は、すぐに具体例(例え話を含む)を提示することを忘れてはいけません。答えとなる情報を先に話した瞬間に、ユーザーの頭の中には「なぜ?」という感情が出てくるため、瞬時にそれを解決する必要があるからです。
これを行うことで、読みやすく理解しやすいコンテンツを作成できるようになります。例を以下に記します。

これをさらに分かりやすく分解すると、以下のように話を展開することで、圧倒的に理解しやすいコンテンツを作成することができます。
- 結論 → 理由・根拠 → 具体例

後は、この構成をひたすら繰り返していくだけです。たったこれだけのことを意識するだけで、素人でも分かりやすい記事を書くことができるようになるのです。
- 見出し
結論 → 理由・根拠 → 具体例
- 見出し
結論 → 理由・根拠 → 具体例
- 見出し
結論 → 理由・根拠 → 具体例
※記事を書くときはこれを繰り返すだけ
このルールさえ守って書くことができれば、良質な記事が書けるようになります。ユーザーにとって価値のある情報を分かりやすく提供してあげることで、勝手に検索されるため、結果として莫大なアクセスを集められるようになるのです。
ちなみに、コンテンツを書く際は、大きな見出しの中に小さな見出しを作成することで、より分かりやすい記事になります。一つの話題を分解して解説してあげることで、理解度が飛躍するからです。

上記図を見て分かる通り、文章は「見出し」「結論」「具体例」を繰り返し書いているだけです。そのため、これを覚えてコンテンツを作成するだけで、圧倒的に理解しやすい文章を書くことができるようになります。
アクセスを集めるためには、ユーザーから支持されなければ達成できないため、必ずマスターするようにしましょう。
7.本タイトルの決定
本文が完成した後は、最後に仮タイトルを本タイトルに変更します。ポイントは、「タイトルを見ただけでコンテンツに何が書いてあり、ユーザーがそれを読むことでどのようなベネフィット(得られる利益)があるのか」を明確にすることです。
なぜ、再度タイトルを見直すのかというと、実際にコンテンツを書き終えた後でなければ、記事の内容が確定しないからです。
たとえば、「確実にダイエットを成功させるための3つの手順」という仮タイトルをつけてコンテンツを作成したとします。
しかし、実際に記事を書いている間に、書くべきことが増えれば4つの手順になる可能性があります。逆を言えば、「よく考えたらこれは必要ないな」という項目があればそれは思い切って削除します。すると、2つの手順という言い回しになるかもしれません。
そのほかにも、コンテンツが出来上がった後に、仮タイトルが大きく変更されることは十分に考えられます。
実際に、私は記事を作成し終わった後に、必ずタイトルの見直しを行います。前述の通り、ユーザーがタイトルを見ただけで、コンテンツの中身やベネフィットが分かるようにするためです。
たとえば、このページのタイトルは、以下のようになっています。
- 検索上位を独占する面白いブログ記事の書き方の8つのコツ
これを見ただけで、ユーザーは「検索結果で上位表示を可能にする、ブログの書き方のコツが8つあるんだな」ということを瞬時に判断できます。ストレートに言えば、「アクセスを集めるためのブログ記事の書き方」です。
これと同じように、かっこよさを求めるのではなく、コンテンツの内容が一瞬でわかる本タイトルを付けるようにしてください。
具体的には、以下のことを気をつけて本タイトルをつけることで、ユーザーに支持される魅力的なタイトルを付けられるようになります。
- ユーザーに検索してほしいキーワードが入っていること
- 28文字以内になっていること
- 一瞬でベネフィットを理解できること
- 簡単な言葉で表現していること
- ストレートなタイトルになっていること
- 数字などを交え、具体的になっていること
これらのことを意識して本タイトルを付ければ、全くの素人であってもユーザーに興味を持ってもらえるタイトルを決められるようになります。
タイトルがダメだとユーザーはクリックしてくれないため、必ず見直しを行うようにしましょう。
8.徹底的にコンテンツの出来栄えをチェックする
コンテンツが完成したからといって、それで終わりではありません。出来上がった記事を見直すと、誤字脱字はもちろんのこと、意味の分からない文面や言い回しなどが多数あるからです。
これを訂正せずに公開してしまった場合、どれだけ頑張って記事を書いてもユーザーに不快感を与えたり、内容を理解してもらえない可能性があります。こうなってしまうと、誰一人として見てくれない記事になってしまい、アクセスを集めることができなくなってしまいます。
このようなことに陥らないためにも、記事が出来上がった後は徹底的に見直しを行ってください。
私の場合、コンテンツを書き終えた後に、最低でも5回以上記事の内容を見直しています。具体的には、出来上がった記事を読みながら手直しをしていきます。次に、1日経過してから再度見直します。次の日に再確認をすることで、当日では気づかなかった違和感を見つけ出すことができるからです。
そして、今度は声に出して読み上げます。すると、読むだけでは分からなかった言葉の使い方の間違えや話の流れがおかしいことに気づくことができます。
同じように、今度はスマートフォンでも確認をします。パソコンの画面では分からなかった誤字脱字や言い回しの異変が明らかになるからです。
今では、パソコンよりもスマートフォンからのアクセスの方が多いため、このチェックは必須です。
ごく稀に、パソコンでは問題なく表示されている記事であっても、スマートフォンから見ると文字や画像の配置がおかしくなっていることがあります。これは、実際に書いた記事をスマートフォンで表示させなければ分からないため、必ず実践してください。
あとは、おかしいところがないか何度も見直しを行うことで、ユーザーに支持されるコンテンツが完成します。
考えただけでも面倒臭い作業ではありますが、これを行うかどうかで記事の仕上がりに雲泥の差が生まれます。
そのため、「頑張って書いたコンテンツを絶対にユーザーに読んでもらいたい」と思うのであれば、必ず見直しの作業を徹底的に行ってください。そうすれば、確実にユーザーから支持される良質なコンテンツを作成できるようになります。
これを行っている人は圧倒的に少ないため、これをやるだけで素晴らしい記事になると考えてください。その結果、そのコンテンツに莫大なアクセスが集まるようになるのです。
以下に、実際に私が記事を見直す際に気をつけていることを紹介します。同じように実践するだけで、コンテンツが読みやすくなり、さらに理解度も深まることをお約束します。
8-1.誤字脱字はないか
当たり前のことですが、誤字脱字がある記事は読みづらいです。
また、せっかく頑張って書いたコンテンツであっても、これがあるだけでユーザーに不信感を与えてしまう原因になりかねません。そのため、誤字脱字がないように、何度も見直すようにしましょう。
8-2.タイトルにキーワードが入っているか
これは先にも触れましたが、タイトルには「ユーザーに検索してほしいキーワード」を含めてください。もし、これが入っていないと、どれだけ頑張ってコンテンツを作成しても一切アクセスが集まらないため、必ず確認するようにしましょう。
8-3.中学生であっても、理解できる文章になっているか
ユーザーは分からないことや悩みを解決するために検索をしています。どれだけ専門的なコンテンツを作ったとしても、難しい専門用語だらけの記事では理解できないため、誰も読んではくれません。
たとえば、教科書や辞書には答えが書いてあるにもかかわらず、理解しづらいのは専門用語が羅列されているからです。
しかしながら、多くの人は書き手になるとユーザーがある程度の知識がある、あるいは理解していることを前提にコンテンツを作成してしまいます。
実際に、あなたも今までに専門用語だらけの記事を見かけたことがあるはずです。
そうではなく、コンテンツを作成する際は、完全なる素人を相手にするつもりで記事を書いてください。具体的には、その記事を読むだけで、中学生でも確実に理解できるように、分かりやすく書くことを意識すると良いです。
これはどのジャンルのコンテンツであっても例外はありません。そのため、ユーザーのことを第一に考えて分かりやすい記事を書くようにしましょう。
8-4.魅力的な書き出しになっているか
本文への導入文となる書き出しが魅力的でなければ、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。そのため、「最後まで読みたい」と思わせるような書き出しであるかを再度確認してください。
8-5.検索するユーザーの立場に立ったとき、あなた自身も読みたいと思えるか
コンテンツを作成する際は、「あなたが書いた記事を、自分自身が読みたいか?」ということを考える必要があります。もっといえば、「悩みを抱えてあなたのコンテンツを見つけたときに、ユーザーから感謝されるないようになっているか?」を常に意識しなければいけません。
自分自身が読みたいと思えない記事を書いても、本当に悩んでいる人は絶対に見向きもしてくれないからです。
ただ、コンテンツを書くとなると、多くの人は完全に読み手のことを忘れてしまいます。その結果、自分よがりのゴミ記事を作成してしまうのです。
こうなってしまう最大の理由は、「コンテンツを作らなければいけない」という動機で記事を書いているからです。さらに分かりやすく言えば、「コンテンツを作成することだけ」に囚われてしまい、「ユーザーの悩みを解決する」という本質を見失っていることが最大の原因です。
しかし、コンテンツはユーザーに読んでもらうために書くものであり、これができなければ誰も検索してはくれません。つまり、アクセスは集まらないのです。
このようなことに陥らないためにも、「悩みを抱えた時に、あなた自身がその記事を読みたいか?」を常に考えるようにしましょう。
8-6.セールスやアピールの要素を完全に排除しているか
人はセールスやアピールを嫌います。そのため、コンテンツを書く際は、これらの内容を一切排除してください。
書くべき内容は、ユーザーの悩みを解決する答えであり、あなたの自慢話やビジネスの話は誰一人として興味がないということを認識してください。
8-7.コンテンツを読むだけで、実行できるほどの記事に仕上がっているか
あなたがこれから書いていく記事は、読んでもらうだけでは不十分です。そのコンテンツを読み終えることで、ユーザーも同じように行動できなければ価値はゼロだからです。
たとえば、ダイエットの方法に関する記事を書いたとします。それをユーザーが読んだときに、「へー」と思われる程度のコンテンツでは支持されることはありません。このような記事はウェブ上に腐る程存在しているからです。
そうではなく、ダイエットの方法に関する記事を書くのであれば、ユーザーがそれを見ただけで同じように実行に移せるほど細かく解説してあげる必要があります。
これができるようになって初めて、「なるほど! 私が求めていたのはこの情報だ!」と思ってもらえるようになり、価値が生まれます。
多くのユーザーは「ここまで教えてくれるの!?」と思うようなコンテンツでなければ見向きもしません。そのため、記事を書く際は、それを読んだだけでその内容を実行できるようなものに仕上げてください。
これができるようになれば、嫌でもアクセスが集まるようになります。
8-8.ユーザーが抱える潜在的ニーズを満たしているか
何度も説明している通り、ユーザーは悩みを解決するための「手段」としてコンテンツを読むことを選択しているだけです。
そのため、表面的な内容の記事を書いたとしても、ユーザーから支持を得ることはできません。
たとえば、「痩せたい」と考えている人は、細くなりたくないということを理解してください。心の奥底で、「かわいくなりたい」「大好きなあの人を振り向かせたい」「健康になりたい」という願望(潜在的ニーズ)があるからこそ、「痩せる」という決断をしているだけに過ぎません。
このような潜在的ニーズがなければ、痩せる必要はないのです。
そのため、コンテンツを作成する際は、ユーザーの心の奥底にある欲求も満たす記事を書くようにしましょう。
8-9.音読しても違和感がないかを確かめる
コンテンツの見直しをする際は、目で見て確認するだけではなく、必ず音読もしてください。声に出して読まなければ気づかない違和感が必ずあるからです。
スマートフォンであれば、自動読み上げ機能が標準で装備されているものもあるため、それを使用しても構いません。とにかく、必ず音読でも見直しをするようにしましょう。
8-10.競合サイトよりも圧倒的に質の高いコンテンツになっているか
キーワードを設定して記事を書くということは、その検索ワードであなたの記事を見つけてもらうということです。できれば、そのキーワードで検索をしたときに、1番上にあなたが作成したコンテンツが表示されることが好ましいです。
そのため、記事を書く際は、先に狙ったキーワードで競合サイトをチェックしてください。
そして、そのコンテンツよりも読みやすく、さらには素人でも分かりやすい記事になるように作成してください。これができなければ、ユーザーは他のページに行ってしまいます。
そのため、コンテンツを書く際は、競合サイトよりも圧倒的に質の高い記事を書くことを意識しましょう。そうすれば、確実にアクセスが集まるコンテンツを作れるようになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
たった一つのコンテンツを作るだけとはいえ、ここで紹介した8つのステップを徹底的にやり込んだ人だけが勝ち残ります。そのため、面倒臭がらずに、一つ一つの記事を丁寧に作りこむようにしましょう。
それさえできれば、あなたが作成したコンテンツは検索上位を独占して、莫大なアクセスを集められるようになります。
ただ、このページを1度見ただけでは完全に理解して実践するのは難しいです。そのため、なんども読み返し、無意識レベルにまで落とし込んでください。また、初めのうちはこのコンテンツを見ながら記事を書いても良いでしょう。
最終的に完璧にマスターして、多くの人に価値を与えるコンテンツ作りに励んでください。
>>次のページは、信ぴょう性のあるブログ記事の書き方を紹介します