與五澤 憲一(よごさわ けんいち)
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世の中には、自分の幸せよりも「他人を幸せにしたい」と考える人は非常に多いです。
では、他人に優しく接することができ、さらにはその人に貢献するためにはどのようにすれば良いのでしょうか。この答えは明確です。それは、「あなた自身が成功して幸せになること」にあります。
なぜ、自分の成功や幸せが結果として他人のためになるのでしょうか。これは、自分自信が満たされていない状態だと心の余裕がないため、周りを見渡せるほどのゆとりを持てないからです。
結局のところ、本当の意味で社会貢献している人であるほど、豊かな人生を送っています。
貢献のレベルまで考える
人間的な能力を高めるとき、必ず3つの段階に分かれます。これらのステップは、それぞれ以下のようなレベルになっています。
- 知識
- 技術
- 貢献
順を追って解説していきます。
レベル1.知識
まず、第一段階の「知識」というのは、本を読んだりセミナーで学んだりして、「物事を知った状態」のことを指します。この段階であれば、誰でも到達することができます。
ただ、知っているだけでは不十分です。スポーツで知識だけ学んでも上達しないのと同じように、実際に行動したうえで実践しなければいけません。
レベル2.技術
知識として情報を得た後は、実践さえしていけばその技術を習得することができます。これが、技術の段階です。
しかし、知識の段階(知っている状態)から技術の段階(習得した段階)へ移行するためには、大きな壁が存在します。多くの人は知識で得ただけで満足することが多く、実際に行動する人は1割にも満たないのです。
実際、書店に行けば成功するための方法をたくさん学べますが、ほとんどの人が成功していません。これは、行動レベルまで落とし込めていないからです。
そうではなく、知りえた情報を元に実践しなければ、一生その技術を習得することはできません。はじめから成功できる人はおらず、失敗を繰り返しながら成長していきます。「小さな成功」も「大きな成功」もどちらも成功したことに変わりはありません。
「〇〇を成功した!」という経験を何度も積むことで、確実に大きく成長することができます。これを成功体験と呼び、繰り返すことによって、最終的に大きな成功として結果が表れるのです。
これができて初めて、知識を技術レベルで習得することができます。
レベル3.貢献
ただ、こうした知識や技術の段階というのは、自分の中だけで完結しています。他人への貢献というよりも、自分で技術を保有することで他人を与えようとまではしていません。
そこで、さらに人間的にレベルアップさせるためには、もっている知識や技術を他の人と分かち合うようにしなければいけません。これが、最終形態にあたる貢献の段階です。
つまり、自分が勝つことだけを考えるのではなく、他人へ貢献することで自分以外の人まで勝たせるようにするのです。自我の壁を突破することで、奉仕する考えをもつのです。
たとえば、あなたが営業職として働いているとき、ある講師から営業ノウハウを学んだことで大幅に営業成績がアップしたとします。
このとき、あなたはどのように考えるでしょうか。あなたが受けた営業ノウハウを自分だけが知っていれば、周囲の人は営業成績が同じであるため、あなただけが素早く出世することができます。
しかし、貢献の段階にある人の場合、その営業の手法を自分だけでなく、他の営業マンにも教えようとします。
これは、自分だけが良くなるというよりも、「全体を活発にさせて底上げすることができれば、結果として自分の営業成績が格段に上がる」という貢献の意識からくるものです。
もちろん、貢献のレベルというのは簡単ではありませんが、こうした考えを行える人が真の一流だといえます。
こうして他人に与えることばかりしていると、必ず相手から大きなお返しがくるようになります。その結果、自分だけが勝とうと考えていた場合よりも、素早く成果を出せるようになれます。
人脈や技術をもっていないと他人に与えられない
それでは、このように他人に与える「貢献の段階」に上り詰めるためにはどうすればいいのでしょうか。それは、あなたが成功して幸せになるしかありません。
先ほどの例であれば、「営業ノウハウを知った上で、圧倒的な営業成績を残した」という成功体験がなければ、他人に信頼されたり教えたりすることができません。
つまり、相手に与えるためには、技術や人脈、お金など、あなた自身がそれらを保有しておく必要があります。
これは会社や家庭、友人、さらには他人に対しても同じです。
社長が成功して幸せでなければ、従業員や取引先に貢献することはできませんし、夫(あるいは奥様)が幸福を感じて豊かでなければ、配偶者や子供、親戚に対して奉仕することはできません。
このように、あなた自身が成功して多くの価値(技術や人脈など)をもっていなければ、他人に与えることすらできないのです。この事実を認識したうえで、他人に貢献したり優しく接したりするためには、自分自身の成功が不可欠だと考えるようにしてください。
これは、シャンパンタワーでよくたとえられます。シャンパンタワーの一番上にあるグラスに液体を注いだとき、そこが溢れれば周りにも与えることができます。
これと同じように、あなたが成功することによって、周囲の人へもっている技術や人脈をようやく与えられるようになるのです。
まとめ
真の成功者というのは、全員が貢献の段階に進んでいます。
ただ、このレベルに到達するためには、必ず自分自身が成功していなければいけません。「人へ貢献したいという願望」だけでは不十分であり、「自分が成功して幸せになっている」ことでようやく他人へ向き合えるようになるのです。
むしろ、あなた自身が成功して幸せでない段階で他人の幸福を祈っていても、それはきれいごとであり、単なる独りよがりにすぎません。
だからこそ、あなたは成功して幸せになる義務があります。まずは、あなた自身が豊かな人生を歩み、その後で多くの人を幸福へと導くことに専念してください。