與五澤 憲一(よごさわ けんいち)
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「Google AdWordsキーワードプランナーを使い始めたが、月間平均検索ボリューム(一ヶ月あたりの検索数)の数字が曖昧で使いづらい」場合、実際に広告費を支払って使わなければいけません。2016年9月頃にGoogle AdWordsキーワードプランナーの仕様変更があり、無料では見れなくなってしまったからです。
そのため、制度の高いキーワード選定を行おうとしても、やりづらくなってしまいました。関連キーワードや複合キーワード(複数のキーワードを合わせたもの)を探し出すだけなら、いつも通り使えるので特に問題はありません。
しかしながら、具体的な数字が見れないため、「違和感があって気持ち悪い」と考えている人は多いです。
実は、「広告費を支払わなければいけない」とはいっても、一ヶ月あたり2~300円程度で使用できます。実際に、毎月300円以下の広告費しか使っていないにも関わらず、従来通り月間平均検索ボリュームはしっかりと見れています。
このページでは、Google AdWordsキーワードプランナーの月間平均検索ボリュームの数字を復活させる方法と注意点を紹介します。同じように実践していただくだけで、一ヶ月当たり300円前後でGoogle AdWordsキーワードプランナーが従来通り使用できるようになります。
Google AdWordsキーワードプランナーは月々300円前後あれば1ヶ月間使用できる
冒頭でも述べた通り、Google AdWordsキーワードプランナーは月々300円前後の広告費で月間平均検索ボリュームを見れるようになります。実際に、私は1ヶ月当たり、「294円」で仕様できました。

なお、これは1度支払えば永遠に使用できるわけではありません。広告費が支払われてから1か月間だけ月間平均検索ボリュームが見れるようになるだけあるため、毎月同じくらいの広告費がかかると考えてください。
広告費を支払っていない場合のGoogle AdWordsキーワードプランナー
広告を支払っていない場合、以下のように「このページには検索ボリュームの範囲が表示されます。詳しい情報を確認するには、キャンペーンを設定して実行してください」という表記の下に、「大雑把な月間平均検索ボリューム」が表示されています。

下に表示される関連キーワードの月間平均検索ボリュームも同じように、かなりザックリとした数字しか確認できません。

広告費を支払っている場合のGoogle AdWordsキーワードプランナー
一方、広告費を支払い始めると、先ほどは表示されていなかった毎月々の棒グラフと具体的な月間平均検索ボリュームの数字が見れるようになります。

また、下に表示される関連キーワードの月間平均検索ボリュームの数値も見れるようになります。

これらの情報から見て分かる通り、月間平均検索ボリュームの具体的数字を確認するには広告費を支払うほかないと考えてください。
Google AdWordsキーワードプランナーの月間平均検索ボリュームを復活させる16の手順
ここからは、Google AdWordsキーワードプランナーの月間平均検索ボリュームを復活させる方法を16の手順に分けて解説していきます。
同じように実践していただくことで、簡単に設定できるため、このページを見ながら進めることをおススメします。早速、見ていきましょう。
0.そもそもGoogle AdWordsとは
「広告を出さなければいけないのは分かったけど、Google AdWordsってなに?」という人のために、概要を説明させていただきます。
Google AdWordsとは、Googleが提供するウェブ広告のことを指します。たとえば、キーワードを入れて検索をしたときに、以下の画像のように、検索結果上位に広告が出現したのを見たことがあるはずです。これが、Google AdWordsの広告です。

一見すると、その他の記事と見分けがつきませんが、URLの手前に次のマークが付いているものが広告です。

検索したときに表示されるため、「検索連動型広告」とも呼ばれていきます。今回は、この検索連動型広告を作成して、実際に出稿するところまでを実際に行っていきます。
ただし、今回はあなたのブログやウェブサイトを宣伝することが目的ではありません。あくまでも、月間平均検索ボリュームの数字を表示させるものです。
1.Google AdWordsキーワードプランナーを起動する
まずは、Google AdWordsキーワードプランナーを起動してください。以下のボタンをクリックすれば、アクセスできます。
次の画面が出て来たら、赤枠で囲んである「ログイン」をクリックしてください。

2.Google AdWordsへログイン
次に、Googleアカウントにてログインをします。以下の画像の赤枠で囲んである場所にパスワードを入力して、ログインボタンをクリックします。

3.キャンペーンをクリックして広告管理画面へ移動する
Google AdWordsにログインできたら、画面上部メニューの「キャンペーン」をクリックしてください。

4.新しいキャンペーン(広告)を作成する
以下のような画面が表示されたら、赤枠で囲んである「キャンペーン」をクリックします。

すると、選択項目が出現するため、「検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)」を選んでください。

5.キャンペーン名を決める
ここからは、実際のキャンペーン(広告)を作成していきます。ここで「キャンペーン名」を決めるのですが、管理するためのネーミングであるため、適当に決定してもOKです。

なお、「タイプ」や「既存の設定を読み込む」などがありますが、ここではスルーしてください。
6.広告を掲載する地域を決定する
次に、広告を掲載する地域を選択します。広告は実際に出さなければいけないため、「日本」を選択してください。デフォルト(初期設定)で日本になっている場合、そのままでOKです。

7.広告を出す言語を選択する
ターゲットが日本人の場合、「日本語」を選択してください。もし、異なる国に広告を出す場合、適切な言語を選択しましょう。

8.入札戦略を設定する
次に、入札戦略を設定します。「①入札戦略」が「個別設定:個別クリック単価」になっていることを確認した後、「②デフォルトの単価」と「③予算」をそれぞれ入力しましょう。

- デフォルトの単価:1クリックあたりの単価
- 予算:1日当たりの上限予算
この通りに設定すれば、広告費が500円に達したときに、自動的に広告が表示されなくなるので安心です。
9.広告表示オプションはデフォルト(初期設定)のまま保存して次へ
広告表示オプションという項目がありますが、ここはスルーしてOKです。次の画像の赤枠で囲んであるところにチェックが入っていないことを確認した後、「保存して次へ」を押してください。

10.広告グループを作成する
以下のような画面が表示されたら、それぞれの項目を入力していきます。

11.広告の詳細を決める
具体的には、以下の赤枠で囲んである項目を一つずつ埋めていきます。

12.ランディングページ(URL)を入力
まずは、ランディングページを入力します。ランディングページとは、検索連動型広告をクリックされたときに、表示させたいあなたのウェブページのことを指します。
ここにURLを入れると、右側の赤枠で囲んである場所のように、実際のウェブページが表示されて自動的にデータを抽出してくれます。

入力したURLのスキャンが終わると、自動的にマッチした広告グループを提案してくれます。広告グループとは、似たようなキーワードがまとまったもののことを指します。

13.広告グループの名前と単価を入力
広告グループの名前は、適当に決めて構いません。どのようなキーワードがまとまったグループなのかがわかれば、いいだけだからです。
一方、単価は「100」のままで問題ありません。

14.キーワードの設定
次に、キーワードの設定を行います。自分で決めるのが面倒な場合、先ほど出現した広告グループ候補から任意のものを選択してください。操作方法は、赤枠で囲んだ「<<」をクリックします。

すると、名前とキーワードに、自動的に選んだ広告グループの情報が反映されます。これだけで広告グループの設定は終わりです。

- 名前
- 単価
- キーワード
上記3項目が入力されたことを確認して、「広告に進む」ボタンをクリックしてください。

15.広告を作成する
すると、以下の画面が表示されます。ここでも同じように、赤枠で囲んだ項目を入力していき、実際の広告を作成していきましょう。

ここで穴埋めするのは、以下の5項目になります。
- 最終頁URL:広告をクリックされたときに表示させたいページのURLを入力
- 広告見出し1:広告タイトルの前半部分
- 広告見出し2:広告タイトルの後半部分
- パス:入力不要
- 広告文:PR文章を記載
これらは一つずつ入力する際、右側にある「プレビュー」で確認しながら広告を作成できます。そのため、初心者であっても簡単に作れます。すべての項目を穴埋めした後、「広告を作成」をクリックしてください。

すると、以下の画面に切り替わり、赤枠で囲んだ場所と同じように広告グループに対するイメージが完成します。問題がなければ、「ヤンペーンを確認」を押してください。

16.作成したキャンペーンの確認
今まで入力したものに間違いがないかを確認した後、「保存して終了」をクリックしてください。

すると、キャンペーンの管理画面に切り替わり、無事、広告が動き始めるようになります。

広告がクリックされて広告費が発生すれば、Google AdWordsキーワードプランナーの月間平均検索ボリュームの具体的な数字が見れるようになります。
ここで紹介した手法の4つの注意点
ただ、ここで紹介した手法は、4つの注意点があります。これを知らずにいると、思いもよらぬ広告費が発生したり、急に月間平均検索ボリュームが見れなくなったりしてしまうため、ここで確認しておきましょう。
順を追って解説します。
月間平均検索ボリュームの数字が見れるようになったらすぐに広告を停止しなければ課金され続ける
これは一回限りの広告ではないため、途中でストップしないと広告費がかかり続けてしまいます。ここでは1日あたりの広告予算を500円にしたものの、これが毎日課金され続ければ1ヶ月で10,500円も必要になるということです。
宣伝目的で出す広告であれば問題ありませんが、月間平均検索ボリュームを確認するためだけにこれだけの料金がかかるのはもったいないです。そのため、広告費が発生した際は、月間平均検索ボリュームの数字が見れるようになっているかどうかを確認した後、すぐにストップするようにしましょう。
具体的な手順は、以下の通りです。
まず、キーワードプランナーの管理画面に入ってください。
画面が表示されたら、「キャンペーン」をクリックしてください。

キャンペーンの管理画面に入ったら、作成した広告の「緑の丸」を押してください。以下画像の赤枠の部分です。

緑色の丸をクリックすると、項目が現れるため、「一時停止」を選択してください。

すると、緑色の丸が灰色になり、一時停止のマークに変わります。これで、広告がストップされます。

ただし、広告費は一度支払えば永遠に月間平均検索ボリュームが見れるようになるわけではありません。1度の広告費の課金で使用できる期間は1ヶ月だけなので、ご注意ください。
1度の広告費の課金で使用できる期間は1ヶ月間限定
広告費の支払い後、1ヶ月が過ぎると、再び月間平均検索ボリュームの数字が曖昧になります。
つまり、毎月々課金し続ける必要があるということです。そのため、月間平均検索ボリュームが見れなくなった際は、一時停止した広告を再度「有効」にして、キャンペーンを出し直さなければいけません。これは毎月行うようにしましょう。
月間平均検索ボリュームの数字はすぐに見れるようにはならない
なお、キャンペーンを出てたからといって、即日、月間平均検索ボリュームが見れるようになるわけではありません。
具体的には、広告費が発生した翌日〜1週間前後の時間がかかる場合があるため、毎日確認するようにしましょう。
月間平均検索ボリュームが復活しても、表示回数に制限がある
広告費の支払いが始まり、月間平均検索ボリュームが確認でいるようになってから1ヶ月以内であっても、キーワードプランナーを使い過ぎると再び数字が曖昧になってしまいます。
ただし、1ヶ月間使えなくなる訳ではなく、24時間の間だけです。実際に、キーワードプランナーを1日に数十回(具体的な数字は明らかではありません)、以下の画像のように注意書きとともに月間平均検索ボリュームの表示が曖昧になってしまいます。

赤枠の中の内容は以下の通りです。
こうなってしまった場合、次の日まで月間平均検索ボリュームは確認できません。24時間待ってから、再度使用しましょう。
まとめ
冒頭でも述べた通り、キーワードプランナー自体は広告費を払わなくても使用できます。月間平均検索ボリュームの具体的な数字が見れないだけであり、関連キーワードや複合キーワードは確認でいるからです。
ただ、「精度の高いキーワード選定がしたい」と考えた場合、私は「月間平均検索ボリュームは見れた方がよい」と考えています。具体的な数字を確認することで、記事(コンテンツ)に設定すべきキーワード選定が安易になるからです。
また、1ヶ月あたり300円前後で使用できるなら出し惜しみなく投資すべきです。ここのページで紹介した手法で広告を出せば、毎月付き300円前後だけの広告費で月間平均検索ボリュームが見れるようになります。
ぜひ、参考にしてください。