與五澤 憲一(よごさわ けんいち)
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ブログやウェブサイトに莫大なアクセスを集めるためには、ひとつひとつの記事(コンテンツ)で「キーワード選定(検索してもらうキーワードを設定すること)」を丁寧に行わなければいけません。
コンテンツの内容に適したキーワードを設定しなければ、どれだけ頑張って記事を作成したとしても、誰にも検索されないからです。
逆を言えば、キーワード選定をしっかりと行うことができれば、検索結果で上位表示されるようになります。
つまり、嫌でもアクセスが集まるようになるということです。
ただ、「キーワード選定」という言葉だけが一人歩きしてしまい、多くの人は正しい方法がわからずに適当にキーワードを決めて記事を書いています。「タイトルにキーワードが入っていれば、検索される」と勘違いをしているからです。
しかし、これははっきりいって無意味であり、思い通りの結果を出すことはできません。キーワードはユーザーが「〇〇について知りたい!」というニーズそのものであり、コンテンツにはその「答え」となる情報を掲載する必要があるからです。
実は、検索キーワードには「ユーザーの検索意図(検索した理由)」があります。記事の内容で求めている答えを提示できるからこそ、悩みを抱えている人に読まれるようになるのです。
だからこそ、検索されてそれが結果としてアクセスになることを理解してください。
要するに、「検索意図(ユーザーニーズ)」と「答え(コンテンツ)」の内容がぴったりマッチングしなければ、上位表示されることはないということです。

そのため、記事を書く際はキーワード選定から始まり、ユーザーニーズ(求めている情報)を明確にしてからコンテンツを作成しなければ誰にも読まれないと考えてください。
そこでこのページでは、難しいことは一切抜きで、「初心者はこれだけをおさえておけば、確実にアクセスが集まる!」と断言できるキーワード選定の本質を解き明かしていきたいと思います。具体的には、基礎知識から具体的手法まで、解説していきます。
キーワード選定の方法さえマスターしてしまえば、キーワードを決定するだけで「書くべき内容」が明確になり、確実に莫大なアクセスを集められるようになります。ぜひ、参考にしてください。

そもそもキーワード選定とは
そもそもキーワード選定とは、あなたが書いた記事をユーザーに検索してもらうための「合言葉(キーワード)」を決めることとイコールです。
具体例を教えてください!
たとえば、ダイエットをしたい人を集めたい場合、「痩せる食事」や「運動方法」などについてコンテンツを作成します。このとき、キーワード選定をしっかりと行い、それをタイトルに含めて記事を書かなければ誰にも検索されません。たとえば、以下のような具合です。
- 痩せる食事:ダイエット 食事 メニュー(キーワード)
- タイトル:ダイエットに効果的!食べながら痩せる食事のメニュー〇選
- 運動方法:ダイエット 有酸素 運動(キーワード)
- タイトル:効率よくダイエットするための有酸素運動の正しいやり方
これらと同じように、「ユーザーが検索に使用するキーワード」と「タイトルに含まれるキーワード」が一致しなければ、検索結果には表示されないと考えてください。
キーワードは、タイトルに設定しなければ意味がないんですね!
検索結果に現れるのはタイトルがメインになるため、必ずキーワードを含んでいる必要があります。
私たちも名指しで呼ばれなければ反応できないように、検索エンジンも「キーワード選定」を正しくしなければ、ユーザー(検索する人)に見つけてもらうことすらできません。
ただ、ユーザーが普段からどのようなキーワードを使って、調べごとをしているのかがわからなければ不可能です。
そこで、キーワード選定を行い、それをタイトルに含めて確実に検索される仕組みを構築するのです。
また、キーワードがわかれば、ユーザーがどのような情報(悩み)を求めているのかが明確になります。それを基に、コンテンツを作成すればユーザーニーズ(検索する人が知りたい情報:答え)を満たす(解決する)ことができると考えてください。
そのため、記事を書く際はキーワード選定から全てが始まり、これを行わなければ価値のある有益なコンテンツは作成できないのです。
キーワード選定を行う理由
冒頭で述べた通り、キーワード選定を行う理由は、「検索意図にマッチするコンテンツを作成するため」です。
そもそも、私たちはなぜ検索をするのでしょうか。「悩みを解決したい!」「〇〇について知りたい!」と思い、それらを解決するために情報を探す(検索をする)はずです。
つまり、「知りたいことがある」ということです。
そのため、アクセスを集めるためには、ユーザーが求めている「答え」となる情報を、コンテンツとして作成する必要があります。

要するに、ユーザーが使用するキーワードに隠された「検索意図」と「検索結果(あなたが書く記事)」がマッチングしなければ、検索上位に表示されることはありません。ここに誤差がないように、精度の高いコンテンツを作成することができれば、必然的に検索上位に現れるようになり、アクセスが集まるようになります。
実際に、日本における検索エンジンのシェアNo.1のGoogleは、ユーザーのためになるコンテンツを上位表示させるといっています。
完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返すエンジンである。
言い換えれば、競合他社より圧倒的にわかりやすく、優れた「答え」を作るだけで、検索上位に表示されるようになるのです。結果として、ユーザーにとって利便性の高いコンテンツになるため、多くの人がそれを求めているからです。
ただ、これはキーワードが決まっていなければ、不可能です。ユーザーが何を求めているかを考えることができないため、机上の空論で記事を書くことになってしまうからです。
しかし、多くの方は「コンテンツを作成した後に、タイトルに検索してほしいキーワードを入れるだけでよい」と考えています。「キーワードさえ一致していれば、検索結果に表示される」と勘違いをしていることが原因でしょう。
残念ながら、これではユーザーが入力する「検索意図」と「答え」にズレが生じてしまいます。その結果、アクセスが集まらなくなってしまうのです。
アクセスが集まらない原因は、キーワードだけではなく、「ユーザーが求めている情報を書いてあるかどうか」が重要なんですね!
「ユーザーが求めている情報」や「抱えている悩み」を明確にするために、キーワード選定をして、ニーズを明確にします。
ユーザーニーズさえわかれば、あとは答えとなる記事を書くだけです。すると、検索する人とGoogleの両方から高評価されるコンテンツになるんですよ。
ユーザーニーズにマッチしたコンテンツを作成するためには、キーワード選定が必須であることを忘れてはいけません。なお、検索意図に対してドンピシャの記事を書けるようになりたい人の場合、以下の記事を読み進めておくことを強くおススメします。
圧倒的な成果が出るキーワード選定の考え方
キーワード選定を行う際は、適当に決めてはいけません。目標を見据えて逆算して考えなければ、結果に結びつかないからです。そのため、あなたがブログやウェブサイトを運営する最終的なゴールを明確にして、それを達成するためにキーワード選定を行うようにしましょう。
たとえば、「お問い合わせ」が必要なのか、あるいは「資料請求」をして欲しいのかを決めた上で、どんな人を集めるのかを考えるということです。
これがアフィリエイトサイトであれば、「成果の発生」となります。
当たり前のことではありますが、お客様は適当に集めればよいわけではありません。「誰を集めるか」が重要だからです。正しいキーワードを選定しなければ、成約しづらい人しか集まらなくなってしまうため、細心の注意が必要です。
たとえば、「庭の工事のお見積り依頼をしてもらうこと」をゴールに設定した場合、「庭の工事を検討している人」を集めるという解釈でしょうか?
仮に「家を売りたい人」に向けた記事をたくさん書いて集客できたとしても、目的(ゴール)を達成できませんよね。
それにもかかわらず、「洗車の方法」を詳しく解説したコンテンツを熱心に書き続けても、「車を大切に乗り続けたい人」ばかり集まってしまいますね。当然のことながら、これでは誰も申し込んでくれません。
こうならないためにも、ゴールを明確にする必要があるのです!
キーワード選定に当てる労力を無駄にしないためにも、この項では「あなたが集めるべきユーザーは誰なのか」を明確にしていきます。
顕在顧客ではなく、潜在顧客が集まるキーワードを選定する
「アクセスを集めて集客をしよう!」と考えたとき、大半の方はコンバージョン(成果)に近いキーワードばかりを考えてしまいがちです。
たとえば以下のように、わかりやすいキーワードのことです。
- 〇〇(サービス名)
- 〇〇(サービス名)△△(地名)
- 〇〇(サービス名)値段
これがエステサロンの場合、「エステ」や「エステ △△(地名)」、「エステ 値段」となります。これらのキーワードで検索結果の上位に表示されれば、多くのアクセスを集め、たくさんのお問い合わせを獲得できることでしょう。
ただ、ブログやウェブサイトで集客を成功させるためには、コンバージョンに繋がりやすいキーワードばかりを選定していては望み通りの結果は出ません。たしかに、自社のサービスに直結するキーワードを対策することは大切です。
しかし、ここには競合がひしめき合っています。
そのため、上位表示(検索結果の上位に表示させること)させるのは至難のわざです。
また、「いいものがあれば、いますぐに欲しい!」と思っている「いますぐ客(顕在顧客:けんざいこきゃく)」は顧客全体の1%程度しかいません。
「痩せたい」と考えている人であっても、「ダイエットサプリが欲しい!」が考えている顕在顧客は、顧客全体の1%程度と言われているんですよ。
これでは、小さなパイを競合他社と奪い合うことになり、頭一つ抜け出すのが難しくなります。

そこで、まだ商品やサービスの必要性に気づいていない潜在顧客(せんざいこきゃく)を集められるようにキーワード選定を行います。これにより、今までに出会えなかった残りの99%の潜在顧客に接触できるようになるのです。
具体例を教えてください!
たとえば、あなたが英会話教室を運営していて、集客用のウェブサイトを所有していたとします。このとき、「英会話 スクール」「英会話 学校」などで検索上位に表示されれば、訪れてくれたユーザーの中から入会してくれる人が現れる可能性が高いことを予想できます。
しかし、単純に考えて、競合他社も同じようにこのキーワードを狙っています。
そのため、購入やお申し込みにつながりやすいキーワードばかりを選定してコンテンツを作成しても、上位表示しづらいのです。言い換えれば、時間がかかる上に、思い通りのアクセスの流入を実現するのは難易度が高いと言えます。
もちろん、コンバージョンに近いキーワードを対策しないというわけではありません。
まずは、もっとニッチなキーワードを選定して、人目に触れることを最優先に考えなければいけないのです。たとえ世界一の技術を有していたとしても、そこにお客様がいなければ価値はゼロです。
労力が報われない気がします……。
いますぐ客(顕在顧客)を集めることができなくても、潜在顧客もいずれ目的が明確になります。
目的意識が顕在化(ハッキリすること)する前にブログへアクセスしてもらうことができれば、いますぐに行動をしてくれないとしても、いずれお客様になってくれる可能性があるのです。
普通に考えて、いきなり検索結果に出てきたウェブサイトに個人情報を登録する人は多くありません。信用できるかどうかわからないからです。
一方、普段から利用している有益な情報を掲載しているブログがある場合、迷わずこちらを選びます。何度も訪れていれば、「このサイトが言うことは間違いない」と信頼してもらえているからです。
ここまでの関係を築くことができる仕組みを構築すれば、コンバージョンキーワードで上位表示しなくても問題ありません。
読んで欲しいページ(キラーページ:コンバージョンに近いキーワードのページ)へ誘導して読んでもらうことで、ほとんどのユーザーは違和感なく登録してくれることでしょう。もちろん、キラーページが上位表示されれば、成約率は一気に高まります。
だからこそ、まずはお客様に知ってもらう「きっかけ」を作るための対策が必要なのです。
他のページを読ませた上でキラーページへ誘導できる流れがあれば、どんどん成約していきますね!
きっかけづくりが鍵を握っています。
大前提として、検索をしているユーザーが「初めから商品やサービスを探しているわけではない」ことを認識してください。購買決定に至るまでに、多くの情報を取り入れているから「これが欲しい!」と欲求が明確になるのです。具体的には、以下のような流れになります。
- 認知(検索)
- 興味・検討
- 決定
まずは、誰しもが「認知」することから始まります。そして、「それが本当に必要なのか?」「自分に合っているものはなんなのか?」を考えます。これが、興味・検討です。そして、最終的に購買決定をするのです。

上記図を見てわかる通り、私たちはいきなり商品やサービスが欲しくなるわけではありません。認知して興味・検討した上で、最終的な判断をしているのです。
そのため、最終段階のコンバージョン(成果)に近いキーワードばかりを選定してコンテンツを作成してしまうと、たった1%しかいない顧客しか集客できません。
しかも、「いますぐ欲しい!」と考えている人はすでに欲しいものが明確になっているため、選ばれづらいです。よほどインパクトのある商品やサービスでない限り、値段を比較されてしまうのが落ちです。そのため、集客できたとしてもお客様の質が悪く、悪循環に陥りかねません。
そこで、視野をもっと広げて、まだお客様にはならないが、将来的に顧客になり得る人に目を向けることが重要になるのです。
キーワード選定を丁寧に行い、一人でも多くの人に知ってもらう「きっかけ」を作ります!
キーワードは目的から逆算して考える
たとえば、あなたが「〇〇について知りたい」と考えたとき、検索をして答えを探すはずです。このとき、検索結果に出てくるコンテンツを見ることで初めて、そのウェブサイトのことを「認知」します。
次に、そこに豊富な知識が公開されていた場合、そこで紹介されている商品やサービスに「興味」が湧き、「検討」に入ります。そして、最終的に、「私の悩みを解決するのはこれだ!」と思った瞬間に、購入・決定をするのです。
そこで、ゴールとなる目的へ結びつくように、逆算してキーワードを選定していきます。
理屈はわかりますが、具体例が欲しいです!
たとえば、先に上げた英会話スクールの場合、お客様は一番最初から「英会話 〇〇(地名)」と検索する人はごくわずかです。そうではなく、まずは「英会話 単語 種類」や「英語 文法 勉強法」といったように初歩的なことから検索をして調べごとを始めます。
まだこの時点では、「英会話教室に通いたい」と思っていないと考えてください。
そこで、「英会話 単語 種類」や「英語 文法 勉強法」で検索する人に役立つ情報をコンテンツを用意しておきます。
するとこの段階から、あなたのウェブサイトのコンテンツが検索されるようになり、ユーザーに見てもらえれば認知してもらえる「きっかけ」ができます。
そして、その後も英会話に関するキーワードを網羅することで、ユーザーとの接触機会が増え、「あれ、ここいつも利用してるな」と気づいてもらえるようになり、ファンになっていくのです。
記事を網羅してたくさん書いていく理由は、このためだったんですね!
このことから分かる通り、最終的にユーザーに提供したい商品やサービスに直結するキーワードだけを対策するだけではだめです。
そうではなく、これらに関連するキーワードを選定したコンテンツを作成していきます。これができて初めて、いままで出会うことすらできなかった潜在顧客との接点が持てるようになります。そして、最終的にあなたが扱っている商品やサービスを購入・決定してもらうための「選択肢」に入ると考えてください。
この流れは、以下のプロセスになります。
- 潜在顧客に認知してもらうきっかけとなる関連キーワード
- 知ってもらうことによって興味を持ってもらい、選択肢に入る
- これまで有益な情報を提供してきたことで、購入決定してもらえる
これは、ウェブマーケティングにおいて最も重要になる考えです。ポイントは、大きな受け皿で検索ユーザーを受け止め、そこからあなたが扱う商品やサービスに落とし込んでいくための導線を作り、ユーザーを教育して成約まで導きます。
このような流れを、ユーザーに知ってもらうところから、最終的な購入決定をしてもらうまでに顧客が絞り込まれていくさまが漏斗(じょうご:ファネル)にい似ていることから、「セールスファネル」と呼びます。

この過程を経ることで、あなたのウェブサイトやブログを利用しているユーザーは、次第にあなたのファンになります。
その結果、競合他社と比べるまでもなく、あなたから商品やサービスを購入してくれるようになります。極端な話、「言い値であっても買ってくれるようになる」のがこの戦略の凄いところです。
ここまで話せば、コンバージョンに近いキーワードだけではなく、関連するキーワードも選んでコンテンツを作成しなければいけない理由を理解できるはずです。より多くの人と接点を持つ「きっかけ」となる記事を作ることができれば、その数だけファンになる優良顧客を集客できるようになります。
ここで重要なのは、あなたの商品やサービスを押し付けるのではなく、「ユーザー自身に決定権を委ねること」です。人はセールスを嫌うからです。
その上で、サイト内にゴール(キラーページ)へ誘導して、自らの意思で登録してもらえるのが理想的です。
信頼してくれていて、自然な流れがあれば、スムーズにコンバージョンが生まれていきます。あくまでも、ユーザーに最終的な判断をさせてあげる余裕を持ち、さりげなく背中を押してあげる導線が美しいですね。
ただし、しっかりとあなたの魅力が伝わるように、ウェブサイトに来てくれたユーザーが必要としている情報をまとめておいてください。適切な手順で学べるような形式にしておけば、必ずそこから優良顧客が生まれるようになります。
そのためには、「〇〇について知りたい」と悩みがあるユーザーに認知してもらい、購入・決定してもらうための教育コンテンツの最適化を行うようにしてください。
具体的には、前述の通りゴールとなる目的から逆算して、潜在顧客に認知してもらえるキーワードを選定するようにしましょう。
潜在顧客についてさらに詳しく知りたい場合、以下のコンテンツをお読みください。なぜ、潜在顧客を集めた会社が圧倒的に儲けることができるのかを肌感覚で理解できるようになります。
キーワードの種類を学ぶ
単にキーワードといっても、細かく分類されます。具体的には、検索需要で分類されるキーワードの3つの種類と、単一キーワードと複合キーワードがあります。
これらを一つずつ理解することで、適切なキーワード選定が行えるようになると考えてください。早速、一つずつ順を追って解説していきます。
検索需要で分類されるキーワードの3つの種類
キーワードには需要があり、毎月たくさん検索されている単語があれば、ほとんど調べられることがないものまで存在します。これらを大きく分けて、以下の3種類に分類することができます。
- ビッグキーワード
- ミドルキーワード
- スモールキーワード(記事作成はここを狙う)
しっかり学んで、分類していきます!
これらは文字通り、最も多く検索されているものがビッグキーワードであり、次いでミドルキーワード、スモールキーワードになるにつれて検索される回数が少なくなっていきます。また、検索数の他にユーザーの「検索意図」も異なるため、ここでおさえておきましょう。
ここでは実際のツール(Googleキーワードプランナー)の数字を見ながら解説していきます。具体的な使い方は、次の項で説明します。なお、Googleキーワードプランナーに特化したキーワード選定方法を知りたい場合、以下のコンテンツを参考にしてください。
ビッグキーワードやミドルキーワード、スモールキーワードを区別する明確な指標は存在しません。
本記事では、おおよそとして、月間検索ボリューム(その検索ワードが一ヶ月の間に検索されるおおよその回数)が「10,000回を超えるものをビッグキーワード」、「9,999回以下500回以上をミドルキーワード」、「499回以下をスモールキーワード」と定義して解説します。
ビッグキーワード
ビッグキーワードとは、検索される回数が多いキーワードのことを指します。需要が多いため、これで上位表示を果たすことができれば莫大なアクセスを見込めます。
ただ、競合他社もビッグワードを狙っているため、検索上位に表示させるのは難しいです。
また、「ユーザーが何を考えて、そのキーワードを選んで検索しているのか?」がわかりづらいため、検索意図にマッチしたコンテンツを提供するのが難しいです。
たとえば、「ダイエット」というキーワードは月間平均検索ボリュームが「673,000回」もあります。

数字を見てわかる通り、明らかにビックワードであることがわかります。
しかしながら、このキーワードで検索する人は「ダイエットに関する食事」についてしりたいのか、あるいは「運動方法」について知りたいのかがわかりません。検索意図が不明なため、ユーザーが求めている情報をドンピシャで届けるのは難しいです。
そのため、ビッグワードはブログのコンテンツには適しません。検索する人が求める情報を答えとして提示しづらいからです。
たとえば、あなたがエステサロンを運営していたとします。このとき、多くの方は「エステ」というビッグワードを狙って記事を書いてしまいがちです。
しかし、検索意図がかなりぼやけているため、ユーザーニーズを満たすコンテンツを作成することはできません。
そこで、ビッグワードはカテゴリーに設定することをおすすめします。カテゴリーとは、ジャンル分けのことであり、コンテンツをグループごとに分類することを指します。

たくさんのコンテンツを一つのカテゴリーにまとめることで、検索意図が異なるそれぞれのユーザーのニーズを満たすことができるのです。
無理にブログ記事で狙うのではなく、キーワードの属性に適した選定が重要になりますね。
実際に、ビッグキーワードや次に解説するミドルキーワードは、多くの情報をまとめた記事で狙いに行くのが基本です。トップページやカテゴリーが最適でしょう。
中には、「検索ボリュームが大きいから」という理由だけでビッグワードを狙ってコンテンツ(ブログ記事)を作成する人がいます。
ただ、これは無意味であるため、適したキーワードを選定するようにしましょう。
ミドルキーワード
ミドルキーワードとは、ビッグワードよりも検索件数がやや少ないものの、ある程度の検索ボリュームのある検索ワードのことです。このページでは、月間平均検索ボリュームが9,999回以下、500回以上をミドルキーワードと定義しています。
ミドルキーワードもビッグキーワード同様、「ユーザーがなぜ、検索しているのか?」という検索意図がわかりづらいです。
たとえば、「ダイエット ランニング」というキーワードの場合、「走ることで痩せたい」ことはわかりますが、具体的に何を求めているのかがわかりづらいです。

たとえば、「ランニングで痩せるとしたら、どのくらいの時間走ればいいのか」あるいは「そもそも、走ることで痩せられるのか?」などです。同じキーワードであっても、異なる検索意図を予測できます。
そのため、ミドルキーワードもビッグキーワードと同じように、ブログのカテゴリーにこのキーワードを設定しましょう。その下にブログコンテンツを充実させることで、多くのユーザーニーズを満たせるようになります。
スモールキーワード(コンテンツ作成はここを狙う)
スモールキーワードとは、文字通り、月間平均検索ボリュームが小さいキーワードのことを指します。アクセス数は少ないものの、キーワードを見るだけでユーザーの検索意図が明確にわかります。
つまり、「何を知りたいのか(目的)」がはっきりしているため、検索してきてくれる人が抱える悩みを解決する答えを、ドンピシャで届けることができるのです。

たとえば、上記図のように「ダイエット ランニング 時間」というキーワードの場合、「痩せるためにはどの程度の時間走るのが効果的なのか知りたい」ことがわかります。
あとは、ユーザーニーズを満たすコンテンツを作成すれば、検索してきてくれた人に「これが知りたかった!」と思ってもらえるようになります。
その結果、「ダイエット ランニング 時間」で検索するユーザーから評価されるようになり、検索上位に表示されるようになるのです。先に解説した通り、Googleはユーザーが求めているコンテンツを上位表示することを使命としているからです。
これと同じように、コンテンツにはスモールキーワードを選定して、あなたが集客したいお客様のためになる記事を書けば、結果として検索上位に現れるようになると考えてください。
知ってもらう「きっかけ」を作れるだけでなく、そこからあなたのお客様になってくれる人が必ず現れるようになります。
そのため、記事を書く際はビッグキーワードやミドルキーワードを選ぶのではなく、スモールキーワードを選ぶようにしましょう。
それどころか、コンテンツに何を書くべきかもわかるので、ユーザーを満足させながら確実にアクセスを集められますね!
なお、スモールキーワードを選定するためには、以下で解説する「複合キーワード」を意識するのがポイントです。
単一キーワードと複合キーワードの違い
私たちは検索を行う際、キーワードを入れて調べごとをします。このとき、単語だけ入力することもあれば、いくつかの言葉をスペースで区切って検索することもあるはずです。前者を「単一キーワード」と呼び、後者を「複合キーワード」と言います。例を以下に記します。
- 単一キーワード:ダイエット
- 複合キーワード:ダイエット ランニング 時間
見て分かる通り、単一キーワードは「一つの単語」、複合キーワードは「さまざまなワードを組み合わせたもの」です。
単一キーワードの場合、先に解説したダイエットのように、ビッグワード、あるいはミドルワードである可能性が高いです。そのため、コンテンツ作成には適さず、カテゴリーに設定するのが一般的です。
一方、複合キーワードの場合、検索ボリュームが少なくなる代わりに、単語が増えるほどユーザーが求める情報が明確になります。検索してくれた人に対して、ドンピシャの「答え」をコンテンツとして届けることができるため、記事作成は必ず複合キーワードを狙うようにしてください。
これにより、ユーザーの満足度の高い記事が溜まっていき、それらを求めるユーザーが検索してくれるようになります。
そのため、コンテンツを作成する際は、「複合キーワードのスモールキーワード」を選ぶことを徹底してください。これにより、あなたの運営するブログは、莫大なアクセスを集められるようになるのです。
この手法を「ロングテールSEO」と呼び、アクセスを集める記事を書く基本となります。詳しくは、以下の記事をご覧ください。初心者であっても、キーワードの種類や検索の仕組みを理解できます。
キーワード選定の具体的手法
いよいよ、ここからはキーワード選定の具体的手法を解説していきます。机上の空論にならないように、以下では無料で使えるツールを使用した方法を紹介します。
これを習得することで、ユーザーが普段から使用しているキーワードが明確になり、確実にアクセスが集まるキーワード選定が行えるようになります。
ここで、あなたが運営するウェブサイトやブログに関連するキーワードを抽出して、一つずつタイトルに含んで記事を書いてください。ユーザーから検索されるキーワードの数が増えるため、結果として莫大なアクセスを集められるようになります。
要は、大きな受け皿(圧倒的に良質なコンテンツ群)を用意して、一人でも多くのユーザーに利用してもらうということです。
これは、弊社が実際に行なっている手法であるため、ぜひ、参考にしてください。
ツールを使ってキーワード選定をする5つのステップ
ここでは、以下の3つのツールを使用してキーワード選定をしていきます。
使いこなせるようになりたいです!
手順は以下の通りです。
- ステップ1:関連キーワードを取得する(カテゴリーのキーワード選定)
- ステップ2:複合キーワードを調べる(記事のキーワード選定)
- ステップ3:需要があるか調べる
- ステップ4:実際に選定したキーワードで検索して上位表示できるかどうかを確かめる
- ステップ5:一番深い階層(複合キーワード)を再確認
第一に、カテゴリーのキーワード選定から行います。上位表示を果たしたいビッグ・ミドルキーワードをあらかじめ決めておくことで、後はその中にカテゴリーのキーワードを含んだ複合キーワードのコンテンツを作成していけばよくなるからです。
たとえば、以下のようなイメージです。
カテゴリー | コンテンツ |
---|---|
ダイエット 運動 | ダイエット 運動 種類 ダイエット 運動 効果 ダイエット 運動 おすすめ |
ダイエット 食事 | ダイエット 食事 種類 ダイエット 食事 作り方 ダイエット 食事 おすすめ |
ダイエット サプリ | ダイエット サプリ種類 ダイエット サプリ食後 ダイエット サプリ おすすめ |
これなら、一つ一つのカテゴリーの内容が濃くなっていきますね!
初めにカテゴリーのキーワード選定を行なっておくことで、ビッグ・ミドルキーワードで上位表示できるだけでなく、ユーザーにとっても使い勝手の良いウェブサイトになると考えてください。
基本的に、この3つのツールを使いこなせば、コンテンツのキーワード選定はOKです。以下、初心者でもわかりやすくなるように、画像付きで解説していきます。
ステップ1:関連キーワードを取得する
まず、あなたが運営するブログに関連するキーワードを洗い出します。関係性の深い検索ワードを取得することで、より多くの潜在顧客を集められるようになるからです。
グーグルキーワードプランナーを活用して、一つのキーワードに関連する検索ワードを一気に抽出していきましょう。
たとえば、「ダイエット」というキーワードで検索すると、以下のように関係性の深いキーワードを洗い出してくれます。

上の画像を見て分かる通り、ダイエットに関連するキーワードの候補を一瞬で表示してくれます。これは途中で途切れていますが、この下にも関係性の深いキーワードがずらっと並んでいます。
ダイエットに関係する言葉を、一気に提案してもらえるのはありがたいです! 僕の頭じゃ思いつきません!笑
この中から、あなたが集めたいお客様が「興味のあるキーワード」を選定します。具体的には、「単一キーワード」を入力して、関連するビッグ・ミドルキーワードを洗い出します。そして、それを元にカテゴリーのキーワードを選定してください。以下に一例を記します。
ダイエット 食事(カテゴリー)
∟ダイエット 食事に関するコンテンツ
∟ダイエット 食事に関するコンテンツ
∟ダイエット 食事に関するコンテンツ
ダイエット アプリ(カテゴリー)
∟ダイエット アプリに関するコンテンツ
∟ダイエット アプリに関するコンテンツ
∟ダイエット アプリに関するコンテンツ
ダイエット サプリ(カテゴリー)
∟ダイエット サプリに関するコンテンツ
∟ダイエット サプリに関するコンテンツ
∟ダイエット サプリに関するコンテンツ
脚やせ(カテゴリー)
∟脚やせに関するコンテンツ
∟脚やせに関するコンテンツ
∟脚やせに関するコンテンツ
セルライト(カテゴリー)
∟セルライトに関するコンテンツ
∟セルライトに関するコンテンツ
∟セルライトに関するコンテンツ
※あくまでも一例と考えてください。
このように、はじめにカテゴリーのキーワードを決めておくことで、コンテンツのキーワード選定が楽になります。その上、アクセスが集まりやすい構造のウェブサイトになるため、必ずカテゴリーにビッグ・ミドルキーワードを設定してから記事のキーワードを考えるようにしましょう。
googleキーワードプランナーで関連キーワードを取得する手順
真似させていただきますね!
まず、「Googleキーワードプランナー」にアクセスします。
すると、以下の画面が出てくるため、右上にある「ログイン」ボタンからログインしてください。

ログインをすると、以下の画面が表示されます。

画面左側にある、「フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索」をクリックします。

すると、キーワードを入力する窓口が現れるため、そこにキーワードを入れてください。

次に、地域(国)と言語の設定をします。ここは、集客したいお客様に合わせて選ぶようにしてください。ここでは、わかりやすく「日本」と「日本語」を選択します。
日本人をターゲットとする場合、表示される検索ボリュームが大きくなりすぎてしまうのでご注意ください。特に、英単語などのキーワードは検索数が大きくなります。
日本以外をターゲットとする場合は、適切な国を選択しましょう。

あとは何もいじらずに、下にある「候補を取得」ボタンをクリックしてください。

初期設定のままでは、以下のように「広告グループの候補」が選択されています。これではキーワード一覧が見れないため、「キーワード候補」をクリックして画面(タブ)を切り替えてください。

すると、関連キーワードが画面下にずらっと現れるようになります。

この中から、あなたが運営するブログの関連キーワードを選定して、カテゴリーに設定しましょう。
これなら僕でもできます!
ステップ2:記事タイトルに含める複合キーワードを調べる
関連キーワードの候補を洗い出し、カテゴリーが決まった後は、その中身となる記事のキーワード選定をします。先に述べた通り、コンテンツには「複合キーワード」を設定してください。
具体的には、カテゴリーに設定したビッグ・ミドルキーワードにさらにワードを足していきます。これにより、ユーザーニーズが明確になり、検索する人が求めている情報をドンピシャで届けることができるようになります。
たとえば、以下のような具合です。
∟ダイエット 食事 〇〇
∟ダイエット 食事 △△
∟ダイエット 食事 ◇◇
ダイエット 運動(カテゴリー)
∟ダイエット 運動 〇〇
∟ダイエット 運動 △△
∟ダイエット 運動 ◇◇
ダイエット 方法(カテゴリー)
∟ダイエット 方法 〇〇
∟ダイエット 方法 △△
∟ダイエット 方法 ◇◇
これはあくまでも一例であるものの、同じように複合キーワードを抽出してそれに対するコンテンツを執筆していきます。
これもGoogleキーワードプランナーで洗い出せますよね……?
ただし、複合キーワードの候補を自分の頭で考えるのには時間がかかりすぎる上に、限界があります。そこで、先にあげたツールを使いこなせば、複合キーワードを一瞬にして洗い出せるのです。
複合キーワードを検索するには、「グーグルサジェスト キーワード一括DLツール」がオススメです。数あるツールの中で、これが最も多くのキーワードの組み合わせを提案してくれるからです。
たとえば、これを使用して「ダイエット 食事」と入力するだけで、以下のように自動で複合キーワードを抽出してくれます。

これは途中で途切れていますが、実際は「ダイエット 食事」に続く複合キーワードが五十音順で全て表示されます。これを元に、キーワード選定をしてコンテンツを執筆していきましょう。
しかも、アカウントを作成しなくても使えるのは、面倒じゃないから嬉しいです!

グーグルサジェスト キーワード一括DLツールは、この提案を一括でダウンロードできるものであると考えてください。
グーグルサジェスト キーワード一括DLツールの使い方
まず、「グーグルサジェスト キーワード一括DLツール」にアクセスすると、以下のページが表示されます。

キーワードと書かれた窓口に、キーワードを入力して、検索をクリックします。すると、複合キーワード一覧が抽出されたページが表示されるため、そのまま下へスクロール(移動)してください。

知りたいキーワードが五十音順で表示されているため、これらを元にコンテンツに設定する複合キーワードを選定してください。

なお、「csv取得」というボタンを押すと、複合キーワード一覧をエクセルファイルでダウンロードできます。
こうすると、いちいちアクセスしなくてもキーワード候補を確認できるようになるのでおすすめです。あとは、これを整理、グループ分けすることでキーワード選定がより行いやすくなります。
グーグルキーワードプランナーで複合キーワードを調べる方法
もちろん、Googleキーワードプランナーでも、複合キーワードを調べることができます。
ただ、キーワードの提案力は「グーグルサジェスト キーワード一括DLツール」に比べると劣ります。そのため、「ある程度の候補を知りたい」という場合に適していると考えてください。
ツールによって使い分けをするのがポイントになりそうですね!
1つのツールだけではなく、それぞれの特徴を活かしてキーワード選定をすることで、精度が上がっていくんですよ。使い方を見ていきましょう。
まず、「Googleキーワードプランナー」にアクセスして、ログインします。次に、先ほど解説した手順と同じように、窓口にキーワードを入力します。ここまでは、関連キーワードを取得する方法と同じです。
しかし、今回は右下に位置する「キーワードフィルタ」をクリックして設定をしていきます。

キーワードフィルタをクリックすると、吹き出しが出てきて、以下の4つの候補が出てきます。
- 入力した語句を含む候補のみを表示:これをオン
- アカウントのキーワードを表示:オフ
- プランのキーワードを表示:オフ
- アダルト関連の候補を表示:オフ
一番上の「入力した語句を含む候補のみを表示」だけをオンにして、「保存ボタン」をクリックします。最後に、「候補を取得」を押してください。

このとき、ごく稀に「候補の取得中に問題が発生しました。もう一度お試しください」というエラーが発生します。この場合、気にせずもう一度「候補を取得」ボタンを押せば問題は解決します。

正しく表示されると、以下のようにグラフと複合キーワード一覧が表示されます。

この候補を元に、コンテンツのキーワード選定を行なってもよいです。書きやすいものから選んでいき、全ての複合キーワードを網羅することをオススメします。

ステップ3:検索需要があるかチェックする
注意点として、複合キーワードは適当に決めてはいけません。たとえキーワードツールで提案された複合キーワードであっても、ユーザーが普段から検索している語句を選定しなければ、誰にも検索されないからです。
たとえば、複合キーワードが一語異なるだけで、誰もそのキーワードで検索していない可能性があります。このようなリスクを防ぐために、必ず検索需要(検索ボリューム)を確認しましょう。
確実にアクセスが集まるキーワードだけを選定するために、抽出した複合キーワードに需要があるかどうかを必ずチェックしてください。
需要の見分け方を教えてください!
グーグルキーワードプランナーを使った検索需要の確認方法
先に軽く触れましたが、Googleキーワードプランナーを使えば検索需要は一瞬でわかります。具体的には、「月間平均検索ボリューム」を見て「一ヶ月にどれだけの回数、検索されているか」を確認してください。

このとき、「月間平均検索ボリューム」をクリックすると大きい順に並び替えることができます。

もう一度押すことで、今度は小さい順に並び変わります。

ここで注意したい点は、月間平均検索ボリュームに数字ではなく、「ー」と表示されている場合は「誰も検索していない」と考えてください。需要があるキーワードの場合、少なくとも月間平均検索ボリュームは「10」になっているため、数字がない場合は候補から排除しましょう。

また、入力したキーワードに限り、キーワードプランナーの結果上部にグラフが表示されます。これを見ることで、月々にどれだけの回数検索されているかを把握できます。
数字を指標として見ればいいだけなので、簡単ですね!
ポイントとしては、できるだけ月々の検索数が安定しているものを選ぶようにしてください。一ヶ月や二ヶ月だけ急激にアクセスが増えている検索ワードがあり、それ以外はほぼ検索されない可能性があるからです。
もし、このグラフが大きく乱れたキーワードを選定してしまった場合、頑張って書いた記事が上位表示しても安定したアクセスを見込めない可能性があります。これでは時間と労力が無駄になってしまうため、必ず月々の検索数が安定しているキーワードを選ぶようにしてください。

ただ、すべてのキーワードを一つずつ確認するのは現実的に不可能です。そこで、候補として提案されたキーワード一覧の右隣にあるマークにマウスカーソルをのせれば、その場で瞬時に月々の検索ボリュームのグラフを確認できます。

前述の通り、ここで月々の検索数が安定していないキーワードは排除して、確実に平均的にアクセスを見込める複合キーワードだけを洗い出すようにしてください。

一時的にアクセスがあっても、数ヶ月、数年後にアクセスが無くなっては安定しづらいですね……。
複合キーワードを選ぶ際のコツは、「月間検索ボリュームが小さいものから記事を書いていく」とよいです。競合他社が少なく、上位表示しやすいからです。
つまり、初心者であっても確実かつ、短期でアクセスを集められるということです。
具体的な指標としては、月間平均検索ボリュームが「10〜100前後」の複合キーワードを選定してください。
検索数が多いキーワードを選んでコンテンツを作りたい気持ちは痛いほどわかりますが、アクセスが少ない間は無意味なのでやめてください。観覧されていないということは、Googleから評価されていないこととイコールだからです。
そのため、ただでさえ上位表示が難しい需要の大きいキーワードを選定して記事を量産したとしても、思うようにアクセスは集まりません。もちろん、圧倒的に質が高く、有益な情報が詰め込まれていればいずれは検索上位に現れるようになります。
しかし、これは早くて数ヶ月後、最悪の場合、1年以上かかる可能性もあるので非効率すぎます。いきなりラスボス(ビッグ・ミドルキーワード)と戦っても勝てないのと同じように、まずは雑魚キャラ(スモールキーワード)を徹底的に攻略することで、少しずつ力をつけていくと考えてください。
そのため、まずは需要は少ないものの、確実に早い段階でアクセスを集められる、月間平均検索ボリュームが「10〜100前後」の複合キーワードを選定して、コンテンツを作成することを徹底しましょう。
コツコツと頑張ります!
できることを、確実にこなしていくことが近道ですよ。
他のツールを用いたグーグルキーワードプランナーを使った検索需要の確認方法の応用
「検索需要を調べられるのは便利だけど、一つずつ確かめるのは面倒臭い」という人の場合、「goodkeyword」と組み合わせて使うのがオススメです。
goodkeywordとは、先に紹介した「グーグルサジェスト キーワード一括DLツール」同様、キーワードを入力するだけで複合キーワードを一気に提案してくれるツールのことです。
goodkeywordの特徴は、取得したキーワードを丸ごとコピーして、Googleキーワードプランナーに貼り付けるだけで全ての検索数を確認できることにあります。使い方を以下に記します。
ぜひ、教えてください!
まず、「goodkeyword」を開くと、以下の画面が出てきます。

うっすらと「キーワードを入力してください」と書いてある場所にキーワードを入力して、検索ボタンを押します。

すると、複合キーワード一覧が出てきます。このとき、右下に目を向けると、「表示されたキーワードを全てコピー」という枠があります。そこをクリックすると、全選択されるため、コピーしてください。

次に、「グーグルキーワードプランナー」にアクセスします。先に解説したときと同じ場所に、goodkeywordで取得したキーワードをペースト(貼り付け)します。

すると、以下のようなポップアップ(飛び出してくるウィンドウ)が出現します。これは、「検索ボリュームを取得」をクリックしてください。

すると、goodkeywordで取得した複合キーワードすべての検索ボリュームが一瞬で表示されます。

この方法であれば、複合キーワードの提案力が低いGoogleキーワードプランナーでは確認できないキーワードまで需要を調べられます。これらを活用して、精度の高いキーワードを選定しましょう。
ステップ4:実際に選定したキーワードで検索して、上位表示できるかどうかを確かめる
コンテンツを作成していくためのキーワードが決まったからといって、そのまま執筆してはいけません。ブログ記事(コラム)では、上位表示できないキーワードが存在するからです。
具体的に、それはどんなキーワードでしょうか?
それぞれの違いを見ていきましょう。
たとえば、「ダイエット 食事 カロリー」というキーワードでコンテンツを作成するとします。複合キーワードかつ、平均検索ボリュームも「140」と少ないのでコンテンツ作成には最適なキーワードです。

次に、「ダイエット 食事 カロリー」というキーワードで実際に検索をしてみます。すると、検索結果には関連するブログ記事がずらっと並びます。

この場合、上位表示しているコンテンツよりも、より具体的な内容を初心者でも理解できるように書けば、検索結果1位を狙うことができます。
その一方で、検索結果にブログ記事が一切出て来ないキーワードが存在します。
たとえば、「ダイエット 診断」というキーワードです。月間平均検索ボリュームは2,900もあるため、カテゴリーに設定してしまいそうですが、これは無意味です。

実際に検索して、上から1つずつ実際に訪問していただければわかりますが、テキスト(文字)が主体のコンテンツは存在しないことに気づきます。

検索上位を占めている記事は、全て身長や体重、その他普段の生活スタイルなどをアンケートのように答えて診断するページだけです。
つまり、「ダイエット 診断」というキーワードで検索をするユーザーが求めているもの(検索意図)は、「テキストの記事」ではなく、「実際に診断ができること」ということです。そのため、このキーワードを狙って上位表示を果たすためには、文章が主体のコンテンツでは不可能であると考えてください。
なぜなら、キーワードに対する検索意図は、「ダイエットに関する診断をしたい」だからです。
実際に検索すれば、判断できますね!
たとえば、「住宅ローン シミュレーション」というキーワードでも同じことが言えます。月間平均検索ボリュームだけ見ると、「40,500回」もあるため、これで上位表示できれば、1記事だけで相当数のアクセスを見込めます。

しかし、実際に「住宅ローンシミュレーション」で検索をして見ると、検索上位に表示されるのはすべて実際の「シミュレーター」です。

そのため、このキーワードでブログ記事を書いても意味がありません。この場合、テキストが主体のコンテンツを見たいのではなく、「実際に住宅ローンのシミュレーションをしてみたい!」という検索意図が背景にあって検索をしているからです。
もし、「住宅ローン シミュレーション」で上位表示を果たしたい場合、他を圧倒するほど使いやすいシミュレーターを作る必要があると考えてください。
これらの例からわかる通り、キーワードの中にはブログ記事で上位表示できるものと、そうでないものがあります。
そのため、キーワードを決めてからすぐに執筆するのではなく、必ずそのキーワードで検索をした上で、「ブログ記事で上位表示できるかどうか」を確認するようにしましょう。
そのため、必ず事前にリサーチをして、テキストが主体のコンテンツで上位表示できないキーワードは、候補から排除することをオススメします。
ステップ5:キーワードを決めたら一番深い階層(複合キーワード)を再確認
複合キーワードを決定して、検索ボリュームも確認できたからといって、そのまま執筆してはいけません。選定したキーワードでもう一度、さらなる複合キーワードがあるかどうかを調査すれば、より深い階層にある複合キーワードまで拾えるようになるからです。
一つ一つのキーワードをより丁寧に、時間をかけて選定することで、確実にアクセスを集められると考えてください。
たとえば、Googleキーワードプランナーにて、「ダイエット 食事 メニュー 女性」という複合キーワードを選んで記事を書くとします。ただ、月間平均検索ボリュームを調べて見ると、多くの語句を組み合わせたキーワードであるにもかかわらず、検索需要が2,400もあります。

何度も解説している通り、ミドルワードに匹敵するボリュームのキーワードをコンテンツで上位表示させるのは難しいです。そのため、Googleキーワードプランナーを使い、キーワードを入力してもう一度候補を取得してみます。
解説するよりも、具体例を見た方がわかりやすいため、続けて見ていきましょう。
ただ、「条件に一致する候補はありませんでした」という文章が出るだけで、これ以上の複合キーワードを取得できませんでした。

多くの人は、これで諦めてしまいがちです。
しかし、このページで紹介した他のキーワード取得ツールを活用することで、新たな候補を発見できる可能性があります。そのため、面倒ではありますが、再度検索し直すことをお勧めします。今回は、goodkeywordを使って、複合キーワードを調べてみます。

検索の結果、グーグルキーワードプランナーでは見つけることができなかった、新たな複合キーワードを抽出できました。具体的には、「筋トレ ダイエット 食事 メニュー 女性」という多くの語句を含んだ複合キーワードです。

念のため、このキーワードで再度、検索をしてみます。これ以上、複合キーワードが存在しないことを確認するためです。

そして、先に取得したキーワードを画面右下の窓口から全選択してコピーします。

最後に、それをグーグルキーワードプランナーにペースト(貼り付け)して、「候補を取得」してください。たとえ新たな複合キーワードが見つかったとしても、検索需要(月間平均検索ボリューム)が「ー」のキーワードを選んでも意味がないからです。

ここでは、「筋トレ ダイエット 食事 メニュー 女性」という新たな複合キーワードに、検索需要が「10」あることを確認できました。
もし、この作業をしていなければ、このキーワードを発見することはできませんでした。
そのため、面倒ではありますが、キーワードを決めた後すぐに執筆するのではなく、「より深い階層の複合キーワード」の有無を確認するようにしましょう。この手間を惜しまないだけで、全く同じ記事を書いてもアクセスの集まる量が変わってきます。
より多くの複合キーワードを拾えるようになり、結果として莫大なアクセスに変わるからです。「塵(ちり)も積もれば山となる」という言葉があるように、一つ一つのコンテンツに対して、丁寧に複合キーワードを洗い出せるかどうかでアクセス数に大きく影響すると考えてください。
ここまでやっているライバルはいなそうなので、これをやるだけでも勝てそうです!
最後まで諦めずに、キーワードを洗い出す精神が必要になりますね!
必ず、候補がなくなるまで細かくキーワード選定をしていきましょう。
関連性の高いキーワードであれば一つ(タイトルに含めても)にしても問題ない
キーワード選定を行なっていると、「他の候補を混合してはいけないのか?」という疑問が浮かびます。一つのコンテンツで多くのキーワードを網羅できれば、効率がいいからです。
しかし、基本的には「1記事に対して1キーワード」が原則です。
ただし、関連性が深いキーワードに限り、一つにまとめても問題ありません。
たとえば、あなたが今見ているこのコンテンツのタイトルは、「SEO対策に有利!ツールを使ったブログのキーワード選定方法のコツ」です。実は、この中には多くのキーワードが盛り込まれています。

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SEO 対策 キーワード 選定
こんなに多くのキーワードが、含まれていたんですね! 判断基準を教えてください!
参考にしていただき、数を重ねることで少しずつわかるようになります!
今回の場合、キーワードの関連度(検索意図が似ている)が強いため、一つの記事で書いても問題ないと判断しました。上記図の候補は、「キーワード選定」という一つのキーワードに属する複合キーワードであるため、基本的には意味合いは同じであると推測できます。
もちろん、それぞれの複合キーワードに対して、一つずつ書いてもOKです。ただ、同じような内容になってしまう場合、一つにしてあげたほうがユーザーに対して親切です。1ページだけで、情報収集できるからです。
ただし、関連性が弱いキーワードを一緒にしてはいけません。キーワードに対する検索意図が異なるからです。
たとえば、前述の通り、このページでは「キーワード選定」について書いています。そのため、欲張って関連性のない「記事の書き方」や「稼ぐ方法」などのキーワードを入れても無意味です。
それぞれ検索意図が異なるため、これらのキーワードを入力してこのページを見た人に「関係ないことしか書いてない」と思われるだけです。その結果、すぐに戻るボタンを押して、あなたのブログからいなくなってしまうことでしょう。
そうではなく、一つのキーワードに対して深掘りして、関連性の深いものだけをまとめて一つのタイトルにする必要があります。コツとしては、「検索意図が同じである」と考えられる場合に限り、他の候補のキーワードを掛け合わせるとよいです。
もし、関連性の高いキーワードがない場合、無理にキーワードを増やす必要はありません。この場合、記事の内容がよりわかりやすくなるように、「〇つの方法」や「△の具体的手順」などをプラスした方が見てくれるユーザーにとって分かりやすいタイトルになるからです。
あくまでも、「多くの人に見て欲しい!」というあなたの気持ちを押し殺し、記事を見てくれるユーザーが主軸に来るように考えてください。
そのため、1記事に対して1キーワードを厳守して、「キーワードに隠された検索意図(これが知りたい!)」と「コンテンツの内容(答え)」が一致するようにキーワード選定を行うようにしてください。
全ては検索してくれる人のために、全力を尽くすことが重要です。これを徹底して行えるようになると、記事作成に使用した時間と労力は、アクセスとなってあなたに返ってきます。
そして、そこから収益が発生するようになるのです。そのため、言い方を変えればキーワード選定にかける時間と労力は「将来への投資」であると言えます。
キーワード選定一つで、アクセスが集まるかどうかが決まるといっても過言ではないため、一切手を抜かずに頑張ってください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
単に「キーワード選定」といっても、奥が深く、どれだけ重要であるかを理解していただけたはずです。
これは一度見るだけではなく、キーワード選定をする度に何度も読み返すことをオススメします。熟読するほど理解度が深まり、より制度の高いキーワード選定ができるようになるからです。
検索エンジンからアクセスを集めるためには、「検索してもらえること」が大前提にあります。これを実現するためには、確実に使われているキーワードを選び、必ずタイトルに含めるようにしてください。そのため、「コンテンツの作成はキーワード選定から始まる」ことを常に意識するようにしましょう。
これを実践するだけで、半年後、あなたはブログのアクセスの推移に驚くことでしょう。
ぜひ、参考にしてください。
>>キーワード選定のコツをマスターしたら、以下の記事を参考にして実際にコンテンツを作成していきましょう